いつまでも輝く女性のために…今月の特集!

更年期の不調、まずは身近な人に相談を

周囲に気軽に相談できる環境つくりや、 自分に合う婦人科探しのヒントとは、、

 更年期の不調は、女性ホルモンの急激な減少による自律神経の乱れによって引き起こされます。不調のあらわれ方や程度には個人差があり、体質やその人を取り巻くストレスの強さ、そして性格が深く影響すると言われています。

 たとえば、顔が急にカーッと熱くなり、滝のような汗がとまらなくなる症状は、更年期にみられる不調の中で訴えの多いもののひとつですが、同じような症状でも、深刻にとらえて落ち込む人がいる一方で、笑い話のように周囲に打ち明けて受け流せる人もいます。

 更年期の不調を明るく乗り越えた人のお話を伺うと、気の許せる同年代の女友達、職場や趣味の仲間で年齢的に年上の女性、姉妹、母親など、周囲に気軽に相談できる環境を持っている人が多いようです。

 飾らない会話の中で、「私の場合はこうだった」「こんなサプリメントやセルフケアがおすすめ」「この本が役立った」などのアドバイスをもらえたり、「そのつらさ、わかるわ」と共感してもらえたり、同じような症状を経て現在元気にしている人の様子を目の当たりにしたりすることで、気持ちが落ち着き、見通しも立ちやすくなるようです。

 また、疲労感や倦怠感、無気力といった不調が強い人は、家族に事情を伝えて家事の負担を減らしたり、疲れてソファなどで横になっていても、冷たい言葉を浴びせないなどの配慮をしてもらったりしながら、上手に乗り切っているようです。

 しかし、人に気持ちを打ち明けたり、セルフケアを取り入れたりしても、つらい症状が続く場合もあります。そんなときは、婦人科の医師に相談してみましょう。

 婦人科は、妊娠や出産、女性特有の病気を治療するところという印象が強いかもしれませんが、更年期障害の治療も婦人科の大切な役割の一つです。

 ただ、中には更年期障害に理解の深くない医師もいますので、心無いことを言われて傷つく、いわゆる「傷つき体験」をする人も少なくありません。

 一度で自分に合う医師や病院に出会えるとは限りませんから、更年期の不調が強くなる前に、普段から健診を受けるなどして、自分に合うかかりつけの婦人科やパートナードクターを探しておくと、いざというときにあわてずにすむでしょう。

 「女性外来」「更年期外来」などの看板を掲げている婦人科は、更年期に理解が深く、更年期障害の治療にも力を入れていることが多いようです。書籍やインターネットなどで情報を集めるほか、受診する前に電話で問い合わせするのもよいでしょう。

 更年期は思春期と同様に、女性のライフサイクル中の一時期のことで、おおむね45~55歳の時期を指す言葉です。そしてこの時期に起こる女性ホルモンの急激な減少による不調のピークは2~3年で、長くても5年ほどで治まると言われています。
家庭や職場、地域から必要とされて多忙な年代ではありますが、いろいろなことに取り組める時期でもあります。この大切な時期を我慢や辛抱で耐えて過ごすことは、とてももったいないことですし、生活の質を下げることにもつながります。

 今という時は二度と戻ってきません。不調をやわらげる方法を見つけ、充実した日々を過ごすためにも、更年期の不調を感じたらひとりで我慢せずに、まずは誰かに相談してみましょう。

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