いつまでも輝く女性のために…今月の特集!

40代を迎えたら、抗酸化力にも注目しましょう。

40代は、抗酸化力が衰え始める時期です

私たちは常に呼吸をして、酸素を体内に取り込んでいますが、その一部は「活性酸素」に変化します。活性酸素を発生する働きは、身体がもつ免疫機能のひとつで、そのパワフルな酸化力で、細菌やばい菌を殺菌する働きをしています。
 健康を保つためには欠かせない活性酸素ですが、良い面ばかりではなく、増えすぎると身体を酸化させてダメージを与える一面も持ち合わせています。
 そこで、活性酸素が増えすぎてしまわないように、身体には活性酸素を除去する機能がもともと備わっています。それが「抗酸化酵素」です。
 ところが、40代を迎えた頃から、抗酸化酵素の量は急激に減少してしまいます。除去しきれなかった活性酸素は体内に溜まり、細胞を錆びつかせて(酸化させて)、さまざまな老化現象を引き起こすと考えらえています。

活性酸素は呼吸だけでなく、不健康な生活やストレスでも増えやすくなります

 活性酸素が過剰にならないために覚えておきたいのが、活性酸素が発生するきっかけです。
 活性酸素は、呼吸だけでなく、不健康な生活、ストレス、肥満や紫外線、喫煙などでも増えると言われています。
 更年期(おおむね45~55歳)は、女性ホルモンが急激に減少し、そのことをきっかけに自律神経のバランスが乱れ、不定愁訴とよばれる不調が起こりやすい時期です。
 更年期の女性は多方面から必要とされて、多忙を極めることが少なくありません。勢い食事の内容が乏しくなったり、睡眠時間が不足したりして、どうしても不健康な生活になることもあるでしょう。
 さらに、自身の体調不調に加えて、子どもの巣立ちなどで家族構成が大きく変化したり、家族の病気や身近な人の死を経験したりするなど、大きなストレスを抱えやすい時期でもあります。代謝が低下するため、痩せにくいのに、太りやすくもなります。
 つまり、更年期は、活性酸素が増えやすい時期ともいえるのです。

若々しさのために知っておきたい! 抗酸化力を保つライフスタイルは?

 活性酸素を増やさない生活は、当たり前のようですが、規則正しい生活です。なぜなら、不健康な生活は、それだけで心身に負担がかかり、ストレスがかかるからです。
 悩み事がある時は、そのことをずっと考え続けなくてよいように、気分転換ができるセルフケアや趣味を複数用意しておきましょう。特に、「これをしていると楽しい!」というような心がときめくようなことは、気分転換にはうってつけです。
 そして、肥満予防も大切です。なぜなら、肥満とは脂肪を蓄えすぎた状態で、天ぷら油が酸化するように、体内の脂肪も酸化しやすいからです。前述した規則正しい生活に加えて、適度な運動と栄養バランスのよい食事で肥満を防ぎましょう。

抗酸化物質を豊かに含む食材を、日々の食事で摂るのもおすすめです

 また、活性酸素を除去する抗酸化物質は、さまざまな食材に含まれています。緑黄色野菜や果物、大豆、緑茶、卵などはその一例です。成分では、ビタミンCやビタミンE、β-カロテン、ポリフェノールの一種であるカテキンや、大豆イソフラボンアグリコンなどにパワフルな抗酸化力があると言われています。
 とはいえ、抗酸化物質が多いからといって、そればかりを食べ続けるのは考えものです。5大栄養素(たんぱく質、脂質、炭水化物、ビタミン、ミネラル)をバランスよく含んだ献立に、抗酸化物質を豊富に含む食材を盛り込むのがおすすめ。更年期の不調で食事が思うようにとれないときは、サプリメントも上手に利用しましょう。

 更年期と時を同じくして衰えてしまう抗酸化力。でも、日々の過ごし方次第で、活性酸素の発生を減らし、抗酸化力が衰えるスピードをゆるめていくことはできるはずです。
 更年期も更年期以降も若々しく、自分らしく元気に過ごすために、ライフスタイルを見直していきましょう。

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