いつまでも輝く女性のために…今月の特集!

更年期特有のイライラや怒りっぽさは 心と身体のケアで乗り切りましょう

更年期は感情のコントロールが難しくなる時期です

女性の身体と心の健康を支えている女性ホルモン「エストロゲン」は、生涯同じ量が分泌されるわけではありません。

更年期にエストロゲンの分泌量が急激に減少すると、自律神経の働きが一時的に大きく乱れ、様々な不調があらわれやすくなります。そうした不快な症状を更年期症状といいますが、中でもイライラしたり、怒りっぽくなったりするのは、更年期女性がもっとも辛く感じる症状のひとつだといわれています。

とくに理由もないのにイライラしたり、これまでならやり過ごせていたことが急に許せなくなったり。自分でも整理がつかない感情に振り回されて、「私としたことが、いったいどうなってしまったのだろう」と不安を感じる人や、落ち込んだりする人も少なくありません。

でも、そんな時は、今一度、エストロゲンの働きに着目してみましょう。
「女性ホルモンのエストロゲンには、気持ちを安定させる働きがあるので、その分泌が乱高下する更年期は感情のコントロールが難しくなる時期」と理解することができれば、とるべき対策が見えてきます。

「更年期なのだからしょうがない」という自覚と割り切りも必要です。

更年期症状のピークは2~3年、長くても5年ほどといわれています。

つまり、更年期によるイライラの症状は、永遠に続くわけではなく期間限定だということです。

イライラすると、つい家族や周囲の人を責めてしまいがちですが、誰かを責めても問題は解決しません。

女性の平均寿命は86歳ですから、更年期以降の人生が30年近くあることになります。
ですので、この時期に人間関係を悪くしてしまうことは、更年期以降の人生を考えても、非常に残念なことです。

「私は更年期なんだ」という自覚をもち、いら立ちを抑えるセルフケアを施しながら、家族や周囲の人にも、更年期でイライラしやすいことを素直に伝えて、「今は更年期で感情がとても不安定。気を悪くすることがあったら、ごめんね」と話して理解してもらうことも大切です。

更年期は変化やストレスに弱くるなる時期でもあります

更年期は、変化やストレスに弱くなる時期でもあります。

にもかかわらず、年齢的には、子どもの進学、就職、結婚、親の病気や介護、家族の病気、身近な人の死、仕事のプレッシャー、夫婦の関係性など、さまざまな変化が一気に押し寄せてくる時期でもあります。

ひとつひとつの問題が簡単には答えの出せない重いものばかり。責任感が強くまじめで頑張りやさんほど、さまざまな問題を一人で抱え込みがちです。

ストレスは自律神経のバランスをさらに乱しますから、ひとりですべてを引き受けようとせずに、体力的に難しいことや物理的にできないことなどは人やサービスに頼ることも必要です。優先順位をつけて対処することも心がけましょう。

負担を誰かと共有したり、負担そのものを軽くしたりすることで、イライラや怒りがやわらぐことも多いのです。

イライラ対策のヒント 食事&サプリメント

体内でエストロゲンに似た働きをする大豆イソフラボンは、イライラ予防にも効果的です。大豆はもちろん、納豆や豆腐、豆乳などの大豆製品に多く含まれています。

また、カルシウムなどのミネラルが豊富な乳製品や小魚、小松菜などもイライラ予防におすすめの食材です。

食事から摂るのが難しい時は、「大豆イソフラボンアグリコン」配合のサプリメントや、カルシウム配合のサプリメントを活用すれば手軽に摂取できます。

イライラ対策のヒント 生活習慣

更年期には良質の睡眠が得られにくくなり、それが体力を低下させてイライラの一因になることがあります。また、身体の冷えがイライラを助長するともいわれています。適度な疲労感で睡眠を促す有酸素運動や、無理なく筋力を強化して血行を促すダンベル体操などがおすすめです。特に、一定のリズムを刻む運動は、イライラの症状をやわらけることに一役買ってくれます。

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