いつまでも輝く女性のために…今月の特集!

ラクチン! 年末年始の過ごし方

更年期は、自律神経のバランスが乱れやすい時期です

 更年期(おおむね45~55歳)は、女性ホルモン、エストロゲンの分泌量が急激に減少するため、自律神経のバランスが乱れて、さまざまな不調があらわれやすくなります。
 のぼせ、ほてり、冷え、関節のこわばり、倦怠感、疲労感、めまい、耳鳴り、頭重感、イライラ、気分の落ち込み、肌の乾燥など、不調は全身にあらわれやすくなります。
 以前ならばこの時季、クリスマスに大掃除、大みそか、お正月、年始のご挨拶など、多くのイベントの準備を効率よくこなしてきた人は、更年期の不調の影響で思うように作業がはかどらず、戸惑うことがあるかもしれません。
 でも、こうした更年期特有の不調のピークは2~3年で、長くても5年ほどでおさまるといわれています。
 不調が続いてつらいときは、「今、自分は更年期で、思うように作業がはかどらなくてもしょうがない」と割り切るのもひとつです。また、周囲の家族にも自分の体調を伝え、無理ができない時期であることを伝えておくことも大切です。

「ラクチンな年末年始を過ごそう!」という視点で工夫しましょう

 家事は毎日の暮らしのことですので、自分もゆっくり休息をとりたいのに、なかなかそうできないのが悩ましいところです。中でもお料理は、買い物などの準備、調理、盛り付け、セッティング、あと片づけと、とても手間がかかります。
 家事は体力を使いますので、更年期の不調で良質な睡眠が得られにくくなっている場合は、疲労が回復せず、エネルギーが不足して、料理ができるまでの工程をひとつひとつこなしていくことがつらくなることがあります。
 そこで、おすすめなのがオーブン料理です。材料を切ってオーブン対応の耐熱容器に入れたら、あとはオーブンに任せて焼くだけ。食材をそのまま使ったり、ざっくり切ったりするレシピを選べば、調理の手間が省けるうえに、オーブンで焼いている時間は、ソファでゆっくり休むこともできます。
 オーブン料理の魅力は、なんといっても簡単にできあがるのに、とても華やかに仕上がるところ。テーブルに鍋敷きを置いて器ごと出しても絵になります。
 食べる人が取り分けるスタイルにすれば、取り分ける手間もかかりません。
 テーブルに花を飾ったり、ナイフとフォーク、華やかな紙ナプキンなどを添えたりすれば、ちょっとしたイベントやおもてなしにもぴったり。使う器も少なく済むので、洗う手間も省けます。
インターネットで「オーブン料理」のキーワードで検索すると、おいそうなレシピがたくさんヒットします。
 オーブン料理さえ面倒なときは、市販のデリやレトルト食品などを可能な限り利用して、ときには自分では料理をしない選択も。素敵な器に移し替えて盛りつけを工夫するだけでも、十分華やかな食卓を演出できます。

買い物に行くのがつらいときは、ネットスーパーが便利です

 外出がつらいときや手の関節のこわばりで重い荷物が持ちにくい時は、ネットスーパーを利用するのもおすすめです。
 大手スーパーマーケットのネットスーパーなら、品ぞろえも豊富で調理済みのイベント料理も多く扱っています。食材だけでなく生活用品や衣服、化粧品なども購入でき、指定の配達料を支払えば、重い買い物も自宅の玄関先まで運んでくれます。受け取りの時間指定ができるところが多いので、自分の都合に合わせて買い物ができます。

 家族が買い物や料理を手伝ってくれそうなら、買い物用のお財布を用意しておくのもいいでしょう。自分は食欲がなく献立が思い浮かばない……というときも、家族にお財布を渡して、予算の範囲内で家族の食べたいものを買ってきてもらい、調理もしてもらえればとても助かります。

 ネットスーパーなどを活用すると、自宅でいろいろなことができて便利ですが、1日に一度は太陽の光を浴び、外の空気を吸うことは、更年期の不調をやわらげるためにはとても大切です。
 というのも、女性ホルモンのエストロゲンが減少すると、別名「幸せホルモン」とも呼ばれるセロトニンという脳内物質の分泌量も減り、イライラしたりウツウツしたりしやすくなるといわれているからです。
 セロトニンは生活習慣によって分泌を促すことができるといわれています。太陽の光を浴びたり、リズム運動をしたりすることでも分泌が増えるので、買い物に出ない代わりに近所を散歩するなど、新しい習慣をはじめてみてはいかがでしょうか。

掃除は「ここをきれいにしておくと家全体の印象が良くなる」ポイントを中心に

 掃除もまた、更年期の不調のある時期は、悩ましい家事のひとつです。片づけは、出したものを元の場所に戻す、不要なものを捨てるというシンプルなことの積み重ねです。
 でも、更年期の不調が重なると、そのシンプルなことが積極的にできなくなることがあります。
 身体の調子が悪いときは、「年末年始は私も家事をお休みする!」と宣言して、ゆっくり過ごして充電するのもいいですし、掃除の仕上がりのハードルをうんと低くして、体調を優先して上手に手抜き掃除をするのもおすすめです。
 例えば、家の中には自分がここだけは汚くなくなるといやだなと思う場所があると思いますが、そこだけは「ほどほどにきれいな状態を保つ」ように心がけると、掃除をしている満足感が得られやすく、気分も明るくなります。
 そのときに、「掃除は、自分の元気が続く時間、例えば3分間だけ目に付くところを集中してやる」と決めてしまえば、いっそうハードルが低くなります。
 調子が悪い日は一度も掃除ができないこともあるでしょう。でも、それはそれでよし!
調子がいい日に、3分間掃除に数回トライすれば、帳尻が合うと思えばいいのです。
 掃除機をかけるのがつらいときは、掃除機をかけることにこだわらないことも大切です。目につく場所にゴミやほこりがなければいいのですから、軽いフロアモップやほうきを使ったり、手で大きなゴミだけ拾って済ませたりするのもいいでしょう。
 お客様を招いたときは、トイレと玄関と鏡をきれいにしておくと、家全体の印象がぐっとよくなります。玄関に出す靴を一人1足までにして、あとは下駄箱にしまうだけでもすっきり感がアップします。
 そして、家族がいる人は、掃除は一人でこっそりしないこと。家事は「家の事」と書きます。家族みんなで手分けをして協力しあいねぎらいあうことができれば、更年期のつらい不調もきっとやわらいでいくはずです。

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