いつまでも輝く女性のために…今月の特集!

更年期を迎えてから、髪の変化を感じませんか?

薄毛は複合的な要因によって起こります

「抜け毛が増えた」「髪が細くなった」「白髪が増えた」「ハリやコシがなくなった」「髪がパサついたりうねったりするようになった」など、更年期(おおむね45~55歳)を迎える頃から、髪の変化を感じることがあります。

薄毛の詳しい原因はわかっていませんが、加齢にともなう血流の低下や頭皮の萎縮、ホルモンバランスの乱れ、過度なストレス、不規則な生活など、複合的な要因によって起こると考えられています。

なかでも、更年期のホルモンバランスの乱れは、髪への影響が小さくないと考えられています。それは、女性ホルモンのエストロゲンには、髪の成長を促し、ハリやコシのある髪を育む働きがあることに加え、全身の潤いを保つ働きがあるからです。

更年期は、このストロゲンの分泌量が急激に減少する時期です。
乾燥してうねった髪は光をきれいに反射しないため、髪からツヤを奪ってしまいます。
また、紫外線やエアコンによる乾燥、ヘアカラーやパーマなどで髪や頭皮に負担をかけることが、髪のダメージに拍車をかけて、髪が減ったり細くなったりすることにつながることがあります。

白髪は加齢現象です。気になる時は、染めるおしゃれを楽しんで

白髪は、毛根にあるメラニン色素を作り出す機能が低下することによって起こると考えられています。白髪そのものは加齢現象であるため、白髪を再び黒髪に戻すことは難しいとされています。

しかし、白髪染めやヘアマニキュアなどを使って、髪色のおしゃれを楽しむことはできます。一般的に白髪染めは髪や頭皮に負担をかけますが、白髪染めにはいろいろなタイプがありますので、自分に合うものを上手に選びましょう。自分に合うサロンを選んで、プロに相談してみるのもひとつです。


せっかくサロンを予約しても更年期の不調でキャンセルをするなど、思うように予定が進まないときに便利なのは、自宅での白髪染めです。好きな時に自分で染められ、費用も安く抑えられるところが利点です。ただし自分で行うときは、パッチテストや肌の保護をしっかりと行い、染める時間を守ることも大切です。

サロンでも自宅でも、更年期症状などで体調が悪い日に白髪染めをするのは避けましょう。

更年期のストレスが髪に与える影響もあなどれません

更年期は、自分の身体や心が思うようにならないことに加え、子どもの進学や就職、結婚など、何かと心労が重なる時期でもあります。仕事をしている人は、責任の重い内容を任されることも増えてきます。自分自身やパートナー、両親の病気や介護が重なることもあるでしょう。

髪の成長を促す成長ホルモンは、夜眠っている間に分泌されるといわれています。
しかし、更年期はエストロゲンの急激な減少によって、ストレスに弱くなり、良質の睡眠が得られにくくなります。

女性を取り巻く環境が変わりやすく、ストレスが増えるにもかかわらず、ストレスに弱くなってしまう更年期。髪のみならず心身の健康のためにも、まずは無理をせず十分に休息をとることが大切です。

マッサージで頭皮の血行を良くすることも美髪に有効です

頭皮と髪の関係は、よく土壌と植物の関係に例えられます。
かたい土壌に作物が育ちにくいように、カチカチにかたくなった頭皮も髪のために良くありません。頭皮を柔らかくほぐすことが大切です。

女性ホルモンには、血液の循環をよくする働きもあります。女性ホルモンが減少する更年期からは、頭皮を手指で優しくもんだり、ヘアブラシでトントンと軽く叩いたりすることを習慣にしてみましょう。いずれも気持ちがいい程度にすることが大切です。頭皮をマッサージできる美容家電を利用するのもひとつです。

頭皮がほぐれることで、頭皮の毛細血管の先まで、新鮮で栄養たっぷりの血液が行き届きやすくなります。マッサージはシャンプー前にするのがおすすめです。

食事や運動などのセルフケアは髪の健康にも役立ちます

食事や運動、ツボ指圧、アロマテラピー、入浴、趣味などを通じて、自分がリラックスできるものを複数用意しておきましょう。

セルフケアには身体全体の調子を整える作用をもつものが多いので、ひとつのセルフケアをすることが、髪だけでなく他の気になる更年期症状の緩和に役立つことも期待できます。

例えば、適度な運動は全身の血行を促進させるので、髪の発育にも睡眠にも良い影響を与えてくれます。

食事面では、ハリ・ツヤの美しい髪を保つ食材を意識してみましょう。女性ホルモンに似た働きをする大豆イソフラボンを含む大豆製品(納豆、豆腐、豆乳など)、抗酸化力の高いゴマリグナンを含むごまやごま油、血流をよくするビタミンEを含むかぼちゃ、ストレスをやわらげる効果が期待できるギャバを含む発芽玄米などがおすすめです。

また、これらの成分に加え、ハリ・ツヤに着目した亜鉛、ビオチン、MSM(メチルスルフォニルメタン)、コラーゲンペプチド、イノシトール、ビタミンB群などが摂れるサプリメントを、日々の食事の補完として利用するのも一案です。

ちなみに、セルフケアを複数用意しておくほうが良いのは、更年期は心身の調子がゆらぎやすいからです。例えば、ウォーキングをすることに固執してしまうと、体調が悪くてそのウォーキングができなくなると、そのことがストレスになってしまうこともあるのです。
更年期中は、同じセルフケアであっても、日によって思うようにできたり、できなかったりすることがあると心得て、楽しんで取り組めるセルフケアを複数用意しておきましょう。

髪は見た目の印象を左右します。そして、見た目の若々しさは、気持ちにも少なからず影響をもたらします。加齢の影響はそれとして受け止めつつも、ストレスになんとか折り合いをつけながら、セルフケアを取り入れて、髪のおしゃれも楽しんでいきましょう。

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