更年期後の様々な深刻な症状│更年期障害が気になる女性を応援するキッコーマンの輝きプロジェクト

更年期後の様々な深刻な症状

閉経は、老化に向かって大きく舵を切る節目です

女性の場合、閉経を迎えて、女性ホルモンのエストロゲンが分泌されなくなると、老化に向かって大きく舵を切ることになります。
エストロゲンは骨や関節、血管、脳、肌などの健康維持に大きく関わっているため、これが激減することで骨粗しょう症や動脈硬化、認知症などのリスクが急に高くなるのです。

エストロゲンの減少は骨粗しょう症や動脈硬化のリスクを高めます

閉経後はエストロゲンの減少によって、骨の代謝のバランスが乱れ、骨量を一定に保てなくなるため、骨の中がスカスカになり骨折しやすくなる「骨粗しょう症」のリスクが高まります。骨粗しょう症になると、身長が縮む、背中が曲がる、姿勢が悪くなる、腰が痛むなどの症状が徐々にあらわれますが、これらの症状は少しずつ進行するため、すぐには、骨粗しょう症だと気づくことができません。また、大腿部などの骨を骨折すると、寝たきりになってしまうこともあります。

また、エストロゲンの減少によって、コレステロールなどの脂質の代謝のバランスが乱れたり、悪玉コレステロール値が上昇して内臓脂肪がつきやすくなったりします。

この悪玉コレステロールが血管の壁にこびりつくと、血管が狭くなって血液が詰まりやすくなります。血液の通り道が狭くなってもそこを通る血液の量は変わりませんから、血管への負担は大きくなり、動脈の壁が老化して硬くなるのです。動脈硬化が進行すると、「狭心症」や「心筋梗塞」「脳卒中」などの重い後遺症や命の危険をともなう深刻な病気のリスクを高めてしまいます。

狭心症は、心臓の筋肉に一時的に血液が行かなくなり激しい胸の痛みが起こる病気です。心筋梗塞は、心臓の血管に一定時間血液が行かなくなり、狭心症よりもっと激しい胸痛発作が起き、なおかつ心筋の壊死が進行します。脳卒中は、脳の血管が詰まる「脳梗塞」、脳の血管が破れる「脳出血」、脳のくも膜と硬膜の間にある動脈瘤が破れて血液が脳全体を圧迫する「くも膜下出血」などの総称です。

このように深刻な病気を引き起こす動脈硬化ですが、自覚症状が乏しいため、心筋梗塞や脳卒中の発作を起こしてはじめて、動脈硬化に気がつくことが少なくありません。

認知症とエストロゲンの関連についても研究が進められています

また、最近の研究では、前述した骨や血管系以外にも女性の体の臓器や組織の多くがエストロゲンの作用を受けている可能性があることがわかってきました。
なかでも、記憶障害や認知障害を中核とする高次脳機能障害である「認知症」は、女性の発症率が男性の3倍ほど高いことから、閉経後のエストロゲンの減少が影響しているのではないかという視点で研究が進められています。

更年期からは生活習慣病の予防も大切になります

更年期からは生活習慣病のリスクも高くなります。生活習慣病は日本人の3分の2近くが亡くなる原因とされる病気の総称で、糖尿病、脳卒中、心臓病、脂質異常症(動脈硬化の進行に伴い血中の脂質が増えすぎる病気)、高血圧、肥満などを指します。

40代や50代の頃は暴飲暴食をしたり、睡眠が多少不規則だったり、運動不足だったりしても、多少の無理はきいてしまいます。しかし、そのつけは確実に老年期に回ってきます。

生活習慣病や骨粗しょう症などの慢性病は、ならないための「予防」こそが何よりも大切です。日本人の健康寿命(介護や日常生活の制限がない期間)は平均74歳。つまり、70歳頃から病気が見つかったり、介護が必要になったりするケースが多いといえます。

更年期は来たるべき老年期を見据え、「これまで縁遠かった病気にもかかりやすくなる」ということを自覚しながら過ごしましょう。生活習慣などをしっかり見直し、深刻な病気の予防を心がけることで、「転ばぬ先の杖」を手に入れてください。

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