手足のしびれ

更年期の手足のしびれはなぜ起こる?
更年期には、肌の違和感もあらわれやすくなります。手や足のしびれや感覚の鈍さ、または強い日ざしを浴びたときのように皮膚の表面がピリピリしたり、蟻(あり)が肌の上をはっているような不快感(蟻走感(ぎそうかん))に襲われたりすることもあります。
こうした症状は、
・加齢やエストロゲンの減少によって血液の循環が悪くなる
・肌の老化でハリが保てなくなり肌が薄くなるため神経が刺激されやすくなる
といった、更年期に特有の症状が起こす知覚の異常が原因ではないかと考えられています。
◆自己判断だけに頼らず、医師に相談を
更年期によるしびれなどの場合は自然に治まることも多いのですが、リウマチや膠原病(こうげんびょう)などの病気が隠れている場合もあるので注意が必要です。症状がつらいときは整形外科や更年期外来を受診しましょう。
手足のしびれの予防・対策
積極的に体を動かす
血液の循環が悪くなり、手足の末端に血液が十分に行き渡らなくなると、しびれの症状が出やすくなります。全身を動かす運動を積極的に行って血行を促進しましょう。ウォーキングや軽いジョギング、水泳、水中ウォーキングも有効です。
マッサージで血行促進
しびれの出ている部分をマッサージすると、血行が促進されて症状が改善する場合があります。ぬるめのお湯に浸かり全身をゆっくり温めながら、手のひらでらせんを描くようにマッサージしましょう。
手足のしびれに有効な成分
パントテン酸 ビタミンB12