太りやすく痩せにくい更年期、今こそ運動を!

ストレッチ
セルフケア

適度な運動で代謝のよい身体に

女性ホルモン(エストロゲン)には、内臓脂肪を減らす働きがあります。そのため、更年期にエストロゲンの分泌量が減少すると、内臓脂肪がつきやすくなります。さらに、加齢によって筋肉量も減るため、基礎代謝もダウン。更年期は、〝太りやすく痩せにくい″体質に変化する時期なのです。恐ろしいですね!

肥満になることで問題なのは、生活習慣病を引き起こす可能性が高くなることでしょう。厚生労働省によると、日本人の死因の第1位はがんで、第2位は脳卒中(脳梗塞や脳出血)、第3位は心臓病(心筋梗塞や狭心症)と続きます。第2位と第3位は肥満との関わりが大きい病気です。更年期以降も健康に自分らしく生きるためには、太り過ぎないことが大切なのです。

おさらいですが、人が太ってしまうのは、

(1)食事で体内に取り込んだエネルギー

(2)その日の活動によって消費したエネルギー

(3)基礎代謝

(1)が(2)+(3)をオーバーしてしまうからです。

そこで、おすすめなのが運動です。今更?と思うことなかれ。運動により、1日の活動量を増やすだけでなく、衰えがちな筋肉量を増やすことが重要なのです。今時の健康美は、適度に引き締まった女性らしい体。筋肉量が増えれば体脂肪の燃えやすい身体を保つことができ、基礎代謝もアップ。運動をすることは肥満予防にはうってつけで、体重もさることながら筋肉をつければ見た目が変わります。

柔軟性と持久力、筋力を保つ運動を取り入れましょう

更年期女性におすすめの運動は、ストレッチ、有酸素運動、筋力トレーニング。
更年期からは関節も少しずつ固くなっていきます。とくにひざは、日常生活で頻繁に使うため、ひざに痛みが出ると、歩くことをはじめ、靴の脱着、トイレなどでも不自由が生じ、生活の質を落とすだけでなく、ひいては意欲の低下につながることもあります。 運動をする前に、無理のない範囲で、各関節や筋を20秒ほどゆっくり伸ばすストレッチを習慣にしましょう。柔軟な関節は、転倒防止にも一役買います。

有酸素運動は、まずは1回15分から

持久力を保つのにおすすめなのは、ウォーキングや水泳などの有酸素運動です。少し息がはずむけれど心地よいと感じる運動を、1回15分程度を目安に行いましょう。有酸素運動をすると活動量が増えるので、エネルギーを多く消費でき、内臓脂肪の減少が期待できます。また、ストレス発散にもなるため、自律神経のバランスを安定させ、更年期に訴えの多い精神症状やめまいの症状改善が期待できる、という専門家もいます。

雨だから、の言い訳ナシ!場所を選ばない筋トレ

筋力トレーニングは、自分の身体を負荷にする、スクワットや腕立て伏せなら、場所を選ばないので気軽に始められます。ダンベルで負荷をかけるダンベル体操もおすすめです。また、股関節を引き締めるトレーニングや肛門と膣を引き締める骨盤底筋体操は、尿失禁予防にも役立ちます。

頻尿・尿もれ・尿路感染症 もチェック

更年期は、家庭でも職場でも多忙なことが多く、やりがいを感じる反面、自分のための時間をもつことが難しい時期でもあります。しかしこの時期に、太りにくく柔軟な身体づくりをスタートさせることは、更年期以降を自分らしく生きるための礎になります。