シワ・たるみ

シワ・たるみ

シワやたるみも更年期と関係あり

肌のハリや弾力がなくなって重力負けて皮膚が垂れ下がってくる状態をたるみといい、乾燥(角質層の水分不足)や加齢・紫外線・表情にともなってできるものがシワです。更年期を迎えると、肌の老化に加えて女性ホルモン(エストロゲン)が減少することにより、このシワやたるみが現れやすくなります。シワは目尻や目の下のいわゆるCゾーンから口元、眉間、額などに、たるみは頬や目の下などによくあらわれます。

シワやたるみの主な原因は、乾燥と紫外線です。エストロゲンの減少によって皮膚が薄くなると、水分が蒸発しやすくなり、肌が乾燥しがちになります。そのうえ、老化や紫外線の影響で肌のハリや弾力を司っているコラーゲンやエラスチンの量も減るため、肌の弾力が衰えて顔にシワやたるみが生じるのです。

年齢を重ねあらわれるシワやたるみは、その人の奥深い魅力にもなりますが、「もう年だから…」とあきらめてしまってお手入れの手を抜けば、肌は一気に老化の針を進めてしまいます。適切なスキンケアを施せば、肌が老化するスピードをゆるめることは可能。あきらめないことが大切です。
多少のシワやたるみも気にならないナチュラルな美しさは、整った生活習慣や精神面の充実といった内側からにじみ出るもの。更年期をきっかけに、10年後の自分のために今からできることをはじめませんか?

 

更年期症状の予防と対策

シワ・たるみの予防と対策

十分な保湿で美肌を保つ

シワやたるみを予防するには、肌を乾燥させないことが大切。これまでより更に意識して、肌の保湿に努めましょう。化粧水をたっぷり含ませたシートマスクなどを使用して肌に十分な潤いを与え、乳液やクリームなどで油分を与えフタをするようにしましょう。
パックで肌を潤す女性

 

紫外線ケアを徹底する

くすみ・シミの予防策と同様、シワやたるみを防ぐには、紫外線を浴びないように徹底することが大切です。紫外線は曇りの日でも油断できません。窓ガラスもすり抜けてしまいますから、部屋で過ごすときも対策はぬかりなく。しっかり保湿をしたあと、日焼け止めやパウダーファンデーションを塗り、紫外線から肌を守りましょう。もちろん、外出のときは帽子や日傘を忘れずに。首や手のシワやたるみは、思いのほか年齢を感じさせてしまうもの。顔に塗った残りの日焼け止めは首や手の甲に塗ってケアしましょう。

 

更年期は、表情筋の衰えも注目したい時期です。次々現れる不調や生活のストレスを抱えながらも頑張ってしまう女性は、気が付くと眉間にシワがよったり口角が下がったりしてしまいます。たまには、思いっきり笑ったり驚いたりして表情筋を動かしましょう。意識してでも笑顔をつくることは、ストレスの軽減につながるという研究もあります。

シワ・たるみに有効な成分

大豆イソフラボン コラーゲン エラスチン