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鈴木砂羽さんが語る!更年期は人とのつながりとサプリで乗り切る!【ワタシの更年期体験談】

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3回シリーズで語っていただく、俳優・鈴木砂羽さんの更年期体験談。2回目の今回は、症状がつらいときの仕事の乗り切り方や自分のいたわり方、信頼するサプリメントの魅力などについて語っていただきます。“自分を幸せにする”ヒントが、砂羽さんの言葉から見えてくるはず!


仕事を乗り切った後は、好きなことをして自分を労わる

俳優という仕事柄、いつもニコニコして臨むのが理想なんですけど、更年期症状が出始めてからは正直、気持ちがついていかないこともありました。そういうときは、「この一瞬だけ集中しよう!」って思うことにしているんです。これを頑張ったら好きなだけ寝よう。この2時間だけ機嫌よく明るく乗り切ったら、あとは車に戻って仏頂面してても、家に帰ってだらしない格好をしてもOK。洗い物も洗濯もせずに寝たらいいよ。そう自分に言い聞かせます。

といっても私は一人暮らしなのでそれでもいいんですが、ご家族がいる方は本当にしんどいですよね。こういうしんどいときのために、家事などは元気なうちにしておくのがいいのかなと思います。でも、つらくて「今日は無理だ!」っていうときは、周りに「無理だ!今日はここまでやったから、ごめんなさい」と伝えて、自分をいたわってくださいね。お風呂に入りたいときに入って、好きなだけ寝て、「よく頑張ったね」って体をさすってあげる。セルフでさするのもいいんですって。

動物がお好きな方はペットと戯れるのもおすすめです。動物に触れると“幸せホルモン”といわれるオキシトシンが分泌されるらしく、女性は気持ちがかなりリラックスできるそうです。私の場合は猫ですね。あとは、ぬいぐるみや肌触りのいいタオルケット、好きなリネンなど、とにかく肌に触れるものを心地よくするのもいいって聞いたことがあります。私はモフモフしたものがとても好きなので、クッションカバーにモフモフしたものを使ったり、シーツをガーゼなどの好きな肌触りにしたりして、気持ちいい環境をつくるようにしています。


40代を過ぎたら、美容と同じくらい体のケアにも向き合いたい

つらい自分をいたわるためには、体をちゃんと見てくれたり、自分と向き合うのを助けてくれる、何でも相談しやすい先生を探すのも一つの手だと思います。私はつらいとすぐ「先生~!」と言って相談します。そういう先生を見つけるか、医療に詳しい知り合いをつくるのもいいかもしれないですね。

とはいえ、最初から相性がいい先生と出会うのは難しいと思うんですよ。だから面倒なんですけど、例えば、「この病院ではこういうことを言われた。でも違う病院で聞いてみよう」という風に足を運ぶこと。いわゆるセカンドオピニオンを探して、自分の症状に対して真摯に向き合う。忙しい中、面倒でなかなか難しいことですが、「こう言われちゃったから、もういいや」ではなく、納得のいく答えを知るためにちゃんと時間を使うことが大切だと思います。

私の周りには、他人に相談できない人が意外とたくさんいるんですよね。でも、甘えていいと思うんですよ。そのためにお医者様がいて、いろんな知恵を授けてくれたり、人を紹介してもらってつながれるじゃないですか。そうすると、今度同じ症状になった友達にも紹介できる。こういうのが横のつながりなのかなと思っています。

私の場合、婦人科の先生は歯医者の先生に紹介してもらったんです。歯医者の先生も女医さんで、女同士の悩みを話していたら、じゃあ私のかかりつけの先生のところに行ってみる?と言われて。今では体の様子がちょっと変っていうだけで、すぐに聞きに行っています。どんな病気でもそうなんですが、様子がいつもと違うってだけで大騒ぎしちゃうんです(笑)。 中には病院が嫌いな方もいると思うんですけど、大げさに考えず、エステ感覚で。みんなお肌のことだと、もっときれいになりたいから向き合うじゃないですか。でも、40代からはインナーケアとかフェムケアに対しても、美容と同じくらい真剣に向き合った方がいいと思います。



今は更年期女性同士がつながれる時代!

自分の手術を通していろんな方とお話ししてみると、「自分の体を知ることが怖い」っていう人が多いんです。自分の不調の原因をきちんと知るのが怖くて、時間がかかる人もいます。でも、怖がっていても何の解決にもならないので…考え方を少し変えてみると良いかと思うんです。もちろん、診察を受けて違う病気が見つかったら大変だけど、それはそれで早めのケアができていいことだとも考えられますよね!今の時代、女性自身が自分のことを知らないまま闇雲にさまよい続けていると何も解決しないけど、答えを求めたら求めただけ帰ってきます。昔は更年期女性同士の横のつながりはあまりなくて、みんな秘めてたんです。みんな言わないから、私も言わないって。

でも今は、横を見れば「この間こうだったよ!」「ここの病院行ったよ」「検索したらうちの近所にもある!」っていう風に情報が広がっていくので、どうか恐れずに自分だけが苦しんでいると思わないでほしいです。同じ症状で横の人も苦しんでいるかもしれないから、勇気を出して一歩前に踏み出していただきたい。怖くないよ、みんな一緒だよ、横でつながっていこうね!というのが今、一番思うことですね。

40~50代になると、いろんな行動が億劫になって、さらに更年期症状が出るともっと億劫になりがち。でも、症状が進行してしまったり最悪のことになったりすると、後悔するじゃないですか。あのときちゃんと動けばよかったって。だから、そこを乗り越える!私自身、本当にきついときは「動くのも嫌だ」「本当に毎日疲れるな~」ってこともあったけれど、でも、立ち上がらなくちゃ!って自分の背中を押していました。だってまだ生きていくし、いろんなこと楽しみたいし。とはいえ、本当にもうだめってこともあるので、そういうときは寝てればいい。決して無理しちゃいけないです。


ゲニステインサプリも欠かさず飲む

私は更年期症状が不定期に来るから、普段のケアはサプリメントを飲むくらいしかできていないですね。あまりにも症状がひどいときはお医者様に頼って、お薬や漢方を処方してもらったり、女性ホルモン的なものを注入してもらいます。経皮吸収型のものもあるんですよ。こんな風に私はあらゆるケアをお医者様に委ねることが多いですね。自分の主治医となってくれる先生をつくることが私の心の支えになっていて、つらいことや悩みがあるとすぐ先生のところにいって相談しています。そうするといろんなお薬やサプリメントを紹介していただけるので、とりあえず先生に聞くっていうのが私の絶対の「安心」です。

サプリメントは飲んでおいた方がいいですよ!私はロケに行くときも、実家に帰るときも、必ず携帯して飲んでいます。不調を訴える友達が家に来たりすると、あげることもあります。

今飲んでいる更年期向けサプリメントに入っている大豆イソフラボンの一種「ゲニステイン」は、お醤油をつくる過程で発見されてサプリメントに配合された成分だそうで、体内での吸収率が高いんです。大豆を知り尽くした食品メーカーが作ったサプリメントなら安心ですよね。サプリメントも食品だから、口に入れたときの安心感がやはり違います。ゲニステインのパワーも食品メーカーさんならではなんじゃないかなって思います。自分の体にいい食品を取り入れているって感じがしますし、ゲニステインが入ってるんだ!って思いながら飲むと、吸収がより良くなるんじゃないかなと。毎日続けて飲むものですしね。


自分の体を知ることは、自分を幸せにすること

いつも思うんですけど、女性は意外と我慢しちゃうんですよね。どうしても子どものためにとか、お仕事している人だと会社や社会のためにと思って、自分を犠牲にしてしまうことが多いと思うので、更年期女性同士で手をつないで分かり合える優しい世界になっていくといいなと願っています。学生時代も、生理の子がいたらいたわってたじゃないですか。更年期も同じだと思うんですね。

自分の体を知ることは本来、自分を幸せにすること。自分以外、自分を幸せにしてくれる人はいないんです。自分を満たす毎日が、明るい未来をつくると思います。そんな自分の機嫌や体の不調を整えるためにいろんな方法を試すことは、体の声を聞くことにもつながります。今の世の中にはいろんな方法があるから、どれをチョイスしてみてもいいんじゃないかな。女性同士でそういうのを分かち合ったり、いたわり合ったりしていきたいですよね。手をつなぐことで、さらに女性として次のステージが輝くと思います。


鈴木砂羽さん
1972年生まれ。静岡県出身。94年に映画『愛の新世界』で主演デビューを果たし、第37回ブルーリボン賞新人賞、キネマ旬報新人賞、毎日映画コンクールスポニチグランプリ新人賞などを受賞。テレビ朝日の人気ドラマ『相棒』シリーズに出演。ドラマ、映画、舞台、バラエティーの他にも舞台演出、マンガの執筆など幅広い表現ジャンルで活躍中。


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