更年期の突然の動悸、症状と対策は【体験談】

動悸・息切れ

ビスケット(50歳)


運動をしたわけでもないのに、急に胸がドキドキするようになったのは、45歳の頃。この更年期症状の動悸は3年ほど続き、症状が一番強かったのが48歳の頃。50歳で閉経を迎えた今は、動悸の症状はほとんどなく、穏やかな日々を取り戻しています。

急に胸がドキドキ。そんな自分にびっくり!

更年期症状の知識はあったものの、実際自分の身に起きてみると戸惑いは大きく、受けとめるのに時間がかかりました。特に、動悸の経験は更年期までなく、症状そのものはしばらくすると治まるものの、運動をしたわけでもないのに急に胸がドキドキすることに、とにかくびっくり。また、横になっているとき、部屋でじっとしているときなど、比較的静かにしているときでもドキドキすることがあり、きっかけも分かりません。

そのため、動悸の症状が現れるたびに、とても疲れました。対処法といっても、私の場合は、ドキドキし始めたら、できるだけ気持ちを落ち着けて、自然に症状が治まるのを待つだけ。症状に対して自分で工夫できない点も、大きなストレスでした。



動悸以外の更年期症状も現れてきて、始めたものは

動悸の症状と一緒に、他の更年期症状も現れ始めていたため、更年期に理解の深い婦人科を受診。更年期症状緩和のための漢方薬を処方していただきました。

そして、通院と並行して、自分の判断で始めたのが鍼灸の施術でした。鍼灸院の治療そのものは、別の目的で始めたものでしたが、鍼治療にはリラックス効果や自律神経を整える働きがあるようで(※あくまでも個人の感想です)、毎回施術が終わると気持ちがリフレッシュ。

自分でもセルフケアとして自宅でお灸を始めました。それまでの、あわただしく過ごしていた生活から一転。からだの声に耳を傾ける時間が増えたことで、生活リズムが自然と無理のないゆっくりペースに整っていきました。


動悸の症状を少しずつ受け入れられるように

自宅に更年期について書かれた本が数冊あり、「動悸」についての説明を読むことも役立ちました。症状の説明を読んで、自分だけじゃないと勇気づけられたり、睡眠を十分にとるように心がけるなど、生活習慣を見直したりするきっかけにもなりました。

そのうちに、動悸の症状にも少しずつ慣れ始め、ふいに胸がドキドキしても「あっ、また動悸だ」「しばらくしたら治まるはず」と冷静に受けとめられるように。また、それができるようになると、なぜだか動悸の症状だけでなく、他の更年期症状も強く感じなくなっていきました。

信頼できる婦人科の先生とつながれたこと、鍼灸でリラックスできる時間が増えたことも、私の体調には良かったと思います。


50歳の今はとても穏やかな日々

当時読んでいた更年期の本のいつくかに、過労や過度なストレスで症状が強く出ることがあるとの説明がありました。振り返ると、当時は家族の病気やそれにともなう病院の付き添いが続き、子どもの受験も重なって、知らぬ間に疲れがたまっていたのかもしれません。

45歳から始まった動悸の症状は48歳でピークを迎え、50歳を迎えた今はとても穏やかです。たまに、動悸はありますが、症状は強くなく、やり過ごせています。

更年期の揺らぎの嵐は、正直大変でしたが、更年期以降も頼りにできる婦人科の先生に出会え、今の生活にシフトチェンジできたことは、この先の人生のことを考えても、大きな収穫。自分らしく、無理なく暮らすための、大切なステップだったと思います。


ビスケット(50歳) 
夫と大学生、中学生の4人家族。今年の夏は暑さを避けてウオーキングをお休みしたため、運動不足気味。45歳から動悸の更年期症状が出始め、50歳で閉経を迎える。
<ワタシのセルフケア>自宅でお灸をする。アロマでリラックス。睡眠をしっかりとる。


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