6月に入ると急にのぼせ、発汗し出す私。原因はストレス?【ワタシの更年期体験】

のぼせ・ほてり・多汗

まほ(50歳)


49歳から始まったホットフラッシュも2年目。私の場合、体がほてり、滝汗が出るのはなぜか6月が中心です。時間帯も夕方から夜にかけて症状がひどくなる…ここで気づいたのは、ストレスが強くなると、ホットフラッシュや多汗の症状が強く起こるという事実でした。とにかくストレスを減らすことを念頭に、ホットフラッシュの時期をやり過ごしています。

去年突然始まったホットフラッシュ。睡眠不足でヘロヘロに

頭痛、肩こり、めまい、冷え、倦怠感、イライラ、不眠…。ありとあらゆる更年期症状を経験している私。去年から、この更年期症状のラインナップにとうとう「ホットフラッシュ」と「多汗」が加わりました。ある日突然、急に体中が熱くなり、汗が噴き出し始めました。そこから毎日、ほぼ2時間おきにホットフラッシュ症状が出現するようになったのです。

一番困ったのは、日中だけではなく睡眠中にも体が熱くなること。布団に入った後も2時、4時、6時と体が熱くてたまらなくなって目が覚め、眠れなくなります。去年はホットフラッシュによる睡眠障害が最もつらかったので、婦人科で相談し、漢方薬を処方してもらいました。服用し始めてしばらくすると徐々にホットフラッシュや汗の症状がおさまり、秋冬は症状がないまま、漢方薬も飲むのをやめることに。すっかりこの症状から卒業した気持ちになっていました。



冬はなかった症状が春に再発。ストレスがトリガー?

ところが、今年も6月に、またホットフラッシュと多汗の症状が出始めました。特につらいのは夕方から夜にかけての時間帯。料理や家事で慌ただしくなると、断続的に体が熱くなります。首から背中、お尻、太ももにかけて汗が噴き出し、出た汗が脚をつたって床に落ちるほど。

先日お薬手帳を見返してみたら、なんと去年漢方薬を処方されていたのも6月でした。おそらく私にとって、梅雨の前後は1年のうち最もストレスが溜まる時期だからでしょうか。雨の日が多くなり、湿度が増し、気圧も変化するこの時期は、体のしんどさが増します。朝起きたときから頭痛や倦怠感で、1日中ソファがお友達に。

一方、絶賛反抗期中の子どもは学年が上がり、新しい環境に慣れない中、体育祭などのイベントで忙しくなり、勉強も難しくなってイライラしがち。在宅介護中の母は、新緑の季節になると、なぜか認知機能が低下してわけの分からないことを言い始めます。 6月に症状が強く出るのは、こうした季節的なストレスがトリガーになっているからではないかと思うのです。





私の症状は夕方から夜にひどくなる。ストレスの分散が鍵かも

また、定期的に体が熱くなった去年と違い、今年のホットフラッシュは、ストレス度合いによってほてりの出方が変わってきました。

特に夜、キッチンに立ち、ストレスがMAXになるときに症状が強くなるようです。

・手際が悪いなか、家族のために料理を早く作らなくてはと焦るとき。
・カウンター越しに、夫が料理にあーだこーだ言ってくる文句にイラっとした瞬間。
・子どもがキッチンに来て、「ご飯まだ?」と聞いてくるとき。
・シンクに積み上がる汚れたお皿の量にクラクラくるとき…。

心が身構えた瞬間に体が熱くなり、全身から汗がにじみ出て、着ている服が湿ってきます。シンクがきれいに片付いた頃には心身共にグッタリ! 夕食後には一気に眠気が襲ってきて、仕事をあきらめて子どもより先に布団にもぐりこんではいるものの、熟睡できないことも課題の一つ。ほてりで1、2時間おきに目が覚めるので、どうしても眠りは浅くなってしまいます。睡眠不足のせいで日中もフラフラ。疲労が蓄積している実感があります。


ホットフラッシュの対策は「とにかくリラックス」

こうしてホットフラッシュを何度も経験するうちに、自分なりの対処法が身についてきました。

私は在宅仕事が中心なので、症状が出たら冷房をつけて保冷剤を首に当て、横になるようにしています。汗とりパッドが付いているインナーを身に着け、こまめに着替えたり、シャワーを浴びたり…。漢方薬も再び服用し始め、疲れと眠気を感じたら昼寝をするようになりました。

仕事も、体がしんどいときには余計なプレッシャーを増やさないことが大事と考え、5~6月はセーブするように。経済的には苦しいのですが、体を壊しても仕方がないので、あきらめて休息を選んでいます。

また、私は家族の世話をする立場でもあります。この時期は子どももお年寄りも、イライラしたり疲れたり体調を崩しがちなので、家族全体として心に余裕をもった生活を送れるよう調整しています。 今年のホットフラッシュは一向におさまる気配がなく、いつ終わるのかも分かりません。先の見えない不安はつらいものですね。ただでさえ更年期はストレスの多い世代ですし、なんとかリラックスしながら、更年期明けまで走り抜けたいと思います。


まほ(50歳)
夫と中学生、大学生の4人家族。40代半ばから冷え性、乾燥肌、疲労感、ホットフラッシュと、さまざまな更年期症状が出始める。ネットで良さそうな商品を検索しては、試す日々。直近の生理の経血量があまりに少なくて、いよいよ閉経だなと思っている。
<ワタシのセルフケア>一人の時間を大切にすること。スケジュールを詰め込まず、常に余裕をつくっておく。信頼できるサプリを見つける。

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