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更年期、食事間隔を空けるダイエットの注意点は?【お悩み相談】

お悩み相談の回答

ご相談内容

ご相談者様:たんぽぽ様 54歳女性

先日見たテレビ番組で、食事の間隔を朝と夜で16から18時間空けるだけでダイエットになるというものを見ました。

3食食べてよく、糖質も普通に取れるというもので、食事時間を16~18時間空けることで、体が脂肪からケトン体を作り出すようで、要するに、原理は糖質制限ダイエットと同じなのです。

年齢的に生活習慣を変えたいので、参考にしたいのですが、テロップで既に痩せている人や高血圧の人は注意が必要とありました。

何が問題なのでしょうか。

回答

たんぽぽ様、ご質問いただき、どうもありがとうございます!

ダイエット方法についての番組をご覧になられたとのことですね。年齢的に生活習慣を変えたいとのこと、健康を意識されているご様子が伝わってまいります。

まずは食事の間隔なのですが、紹介されていた「食事時間を16~18時間空ける」を実践した場合、「夕食を18時に食べたら、翌朝の朝食を10~12時に食べる」ということになるかと思います。

この場合、夜から翌日の昼近くまで長く空腹の状態が続くことで、血糖値が下がり過ぎたり、逆に次の食事で血糖値や血圧が急に上がったりと不安定になり、体に負担がかかる心配がある為、注意を促したのではないかと推察されます。

(番組の全容を把握しておりませんので、番組が意図した正確な回答とは違う可能性もあることをご理解いただけますと幸いです。)

昨今、様々なダイエット方法が出てまいりますが、その内容詳細やそれらに関連する問題点について、弊社も十分な知見を持ちあわせておらず、全てにはお答えしかねる部分がございますが、

輝きプロジェクトでは、皆さまに「こころ穏やかに、からだ健やかに」お過ごしいただくことを目的に、より日常に取り入れやすく、健康を培う食事方法をおすすめさせていただきたいと考えております。

「年齢的に生活習慣を変えたい」とのこと、基本的には1日3食、「主食・主菜・副菜」を揃えて召し上がっていただくことで、栄養バランスが整いやすいと思います。

なかでも「主食」に多く含まれている糖質は、人間が生きていく上で必要不可欠な三大栄養素のひとつで、量を極端に減らし過ぎてしまいますと、全体の栄養バランスを損なう心配がございます。

そこで量の調整だけでなく、ぜひ「質」にも着目していただければと思っております。GI値(食後血糖値の上昇度を示す指数)が低く、血糖値の上昇が緩やかな「玄米」や「雑穀米」などを主食として取り入れていただくことで、糖質のエネルギー変換を助けるビタミン類や、お腹の調子を整える食物繊維も一緒に補うことができ、一石二鳥です。

【参考】厚生労働省では「エネルギー産生栄養素バランス」として、生活習慣病の予防・改善の指標となる三大栄養素の目標量を、以下の通り提示しています。

▼PFCバランス( エネルギー産生栄養素バランス)

P(たんぱく質):13~20%

F(脂質):20~30%(うち飽和脂肪酸は7%以下とする)

C(炭水化物):50~65%

また、食事と食事の間は5~6時間程度あける」ことで血糖値が安定し、規則的に保たれるのでおすすめです。(例:朝食 6時、昼食 12時、夕食 18時)

質問の全てのお答えになっていないかもしれませんが、ひとつでもたんぽぽ様のご参考になりましたら幸いです。またいつでもご質問くださいね!

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