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Q:気持ちに体が追いつきません。うっかり間違えたりして、一緒に働く人に不安にさせたり、不信感を持たせてしまうんじゃないか不安です。

悩める女性
お悩み相談の回答

ご相談内容

ご相談者様:56歳、女性

今までテキパキと行動出来ていたのに、気持ちだけテキパキしても、頭や行動が追い付けなくなってきました。

目で見てるはずの文字や数字を書き間違えたり、順番通りやれば出来るはずなのに、うっかり間違えたりして、一緒に働く人に不安にさせたり、不信感を持たせてしまうんじゃないか不安です。

必要な栄養素やアドバイスをお願いします。

回答

ご相談くださり、ありがとうございます。

以前には見られなかった、書き間違えやうっかり間違えがおありになり、お仕事をされる中でご不安に思われているとのことですね。

女性ホルモンが大きくゆらぐ更年期にはさまざまな不調が起きますが、もの忘れもそのひとつと言われます。

更年期のもの忘れは、脳の神経伝達物質(セロトニンなど)の作用を増強する働きがある、女性ホルモン(エストロゲン)の分泌量が不安定な波を描きながら減少していくため、起こりやすくなると考えられています。

また仕事以外にも家事や育児など、こなさなければいけない事が多く、ストレスが多い時期でもあると思います。

精神的な疲れがたまると、脳も疲労して大事な用件をうっかり忘れることなどが多くなります。ときには束の間でも休暇を取ってこころとからだを休め、ストレス解消もなさってくださいね。

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ストレスによって分泌が高まるコルチゾールは、認知機能および注意機能に影響を与えるため、コルチゾール濃度が高い人ほど、脳の認知領域のパフォーマンス低下が見られることがわかっています。

発芽玄米やトマト、ナスなどに含まれるGABA(ギャバ)は、コルチゾールの上昇を抑え、認知機能の低下抑制に役立ちます。

発芽玄米

他、脳に良い栄養素として、サバやイワシ、サンマなどの青背の魚に多く含まれている「DHA(ドコサヘキサエン酸)」「EPA(エイコサペンタエン酸)」という脂肪酸は、神経細胞をつないでいるシナプスの伝達能力をスムーズにすると言われています。

女性ホルモンのエストロゲンの分泌が減ってくるとコレステロールが上昇しやすくなってしまうのですが、このDHA・EPAは脳に良いだけでなく、動脈硬化の予防も期待できるといわれていますので、おすすめです。

DHAを豊富に含む魚

また葉酸というビタミンB群の1つも、神経細胞の生成や脳の健康に深く関わるといわれ、記憶力などへの対策になると期待できます。

葉酸は、ほうれん草やブロッコリー、枝豆、小松菜などに多く含まれていますので、日頃の食事で積極的に取り入れてみるのもよいですね。また、焼き海苔にも葉酸が比較的多く含まれているので、ご飯や和え物など様々な料理に添えたり、おやつ代わりにして食べたり、と手軽に取り入れてみてはいかがでしょうか。

葉酸をはじめとしたビタミンB群は単体として働くのはもちろんですが、B群全体として働いて体を元気にしてくれます。そのため、B群をまとめて摂れるサプリメントなどを賢く活用するのも良さそうです。

また個人差はございますが、女性ホルモンのエストロゲンと似た働きが期待できる大豆イソフラボンを摂ることで、症状が軽減する場合もございます。

無理なく、普段のお食事で取り入れられそうなものからぜひお試しいただけると嬉しいです。

またいつでもご相談くださいね。

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