更年期の不眠症が改善した理由は【体験談】

寝付きが悪い・不眠

まほ(49歳)

48歳になったあたりから、夜は寝つきが悪く、寝ても夜中に何度も起きてしまうという睡眠の問題に悩まされていました。夜に十分眠れていないと、翌日の仕事にも影響が出ます。生活習慣でなんとか改善しようとしたものの、すぐには効果が出ず、内科に相談することにしました。




布団の中に入ってもなかなか眠れない

この1~2年、寝つきがだんだん悪くなってきた私。翌日のために早く寝なきゃ…。布団に入って焦れば焦るほど、目が冴えてしまい眠れなくなります。眠れずに布団のなかで悶々としていると、時間を無駄に使っているような気持ちになり、ついスマートフォン(スマホ)を開いてニュースを見たり、明日の予定を確認したりして、さらに眠れなくなるという悪循環に。

寝つきが悪いばかりでなく、子どものお弁当作りや仕事で翌朝早く起きなければならないと思うと、今度はそのプレッシャーから睡眠中に目が覚めてしまうようにもなりました。12時半にようやく眠れたはずが、緊張のせいで2時、4時と起きてしまい、トータルで睡眠不足。寝坊はしませんが疲れは翌日に持ち越され、日中は眠いやら、さらに疲れるやらでどうにもなりません。睡眠のことでこんなに悩むことになるとは思ってもいませんでした。



生活を変えても眠れない。内科を頼ることに

翌日に何も予定がなければ昼寝で睡眠不足を補えるのですが、仕事があるとそうもいきません。頭がぼうっとしているからまったく集中できないし、仕事もはかどらない。なんとか状況を変えたいと、まずは自分なりにライフスタイルを改善しようとしました。お風呂のお湯の温度を下げてゆっくり浸かるようにしたり、日中できるだけ体を動かすようにしたり。しかし寝つきの悪さはなかなか治りません。睡眠サポートのサプリメントも試してみたのですが、思ったほどの効果は得られませんでした。それだけ体質的に眠れなくなってしまっているのか…。このままでは本当にまずい。そう考えた私は、近くの内科に相談することにしました。

「寝つきを良くしたいし、就寝後起きずに朝まで眠りたい」。そう訴える私に、ドクターは「睡眠導入剤を使ってみましょう」と薬を処方してくれました。今まで「薬の力に頼って眠るなんてダメ!」と思っていた私でしたが、連日の睡眠不足解消には薬しかないと思うまでになっていたので、今回ばかりは自然に睡眠導入剤を飲む決心がつきました。



睡眠導入剤を飲んでもまだ残る眠りの問題

就寝前に睡眠導入剤を服用するようになって、寝つきは良くなり、夜中に起きることもなくなりました。しかし、朝すっきり起きられない、起きられても午前中ずっと眠いという別の問題が発生します。私としては寝るときにしっかり寝て、朝はすっきり起きて体調も良いという状態が理想なのですが、薬を飲んだ翌日の午前中まで眠気が続くのは誤算でした。再度ドクターに相談し、薬を変えてみたりもしましたが、翌朝眠いのは解決できませんでした。

しかし、思わぬところで解決の糸口を発見することになります。ある夜、睡眠導入剤を飲んだ後に、たまたま目が疲れていたので目を保温するアイマスクを使いながらうっかり寝落ちしてしまったところ、なんと翌朝の目覚めが驚くほどすっきり!何が違うんだろう、と考えてみると、実は私は睡眠導入剤を服用するようになっても、眠くなるまでスマホを手放していなかったのです。アイマスクをした日はたまたまスマホが見られなかった。それが決定的に違ったのでした。

寝る前のスマホ断ちで、ようやく安眠できた

それからというもの、睡眠導入剤の服用後は、目を休めるための保温用アイマスクをして、スマホを見られない状態をつくり、そのまま寝るという方法で安眠できています。寝つきも良くなりましたし、朝もきちんと目覚め、午前中からちゃんと活動できています。

睡眠導入剤を飲み始めて半年が過ぎましたが、薬を頼る罪悪感はなく、今の私にとって良きパートナーになっています。当初と変わらず最小の処方1錠のままですが、ちゃんと効き続けてくれています。昔なら子どもの世話でバタバタと動き、気づいたら寝落ちして朝までぐっすり寝てパッチリ目が覚める、なんてことがあったような気がするけれど、睡眠の質が変わってきたのは年のせいなのかな…。でも、更年期になって体の変化を実感しているので、「昔の私なら」と思うのはやめました。睡眠についてもそうですが、今の自分に合う一番の方法を探すことが大事だと思っています。



まほ(49歳)
夫と中学生、大学生の4人家族。ライター。40代半ばからさまざまな更年期症状が出始め、とうとう最近ホットフラッシュデビュー!婦人科の検査で「もうすぐ閉経しそう」と言われたのに、2カ月おきに来る生理の経血量が多くて困っている。
<ワタシのセルフケア>ひとりの時間を大切にすること。スケジュールを詰め込まず、常に余裕をつくっておく。信頼できるサプリを見つける。

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