40代で物忘れが重症化、危機感を覚えて試したアレコレ【ワタシの更年期体験】

物忘れ・記憶力低下

オカモモ(48歳)


社会人になりたての20代前半から物忘れの多さは自覚しており、同僚と笑いのネタにしていましたが、40代になると、もはや笑えないほど重症に…。自分の記憶力に全く自信が持てなくなった私は、思いつく手段をあれこれ試して何とか日々を乗り切っています。

もしや認知症?ひどくなる一方の物忘れ

記憶力のあきらかな低下を痛感したのは、まずアラフォーで2人の子どもを産んだ後。昼夜を問わず数時間おきに授乳やオムツ替えをしなければいけないときに、脳も疲弊していたのか、前回何時頃したのか思い出せないのです。2人目のときは授乳時間を記録できるアプリがあることを知り、すぐさま導入。いつだったけ?という悩みは解消することができました。

その後、仕事に復帰するも、人の名前が覚えられない、過去の仕事のことが思い出せない、自分がしようと思っていたことを忘れる…と物忘れの代表的な症状をコンプリート。 さらに、更年期に突入した47歳頃からは、自分がした行動も忘れてしまうようになりました。前日に買い物したことを忘れて同じものを翌日また買いに行ったり、前日に子どもに言ったことを忘れて翌日また同じことを言ったり、仕事で打合せしたことをすっかり忘れたり…と、これってもしや若年性認知症の症状?と不安を感じています。


時間に追われる生活で、脳を休める暇がない

たまには脳を休めたい!と思っていても、子どもが生まれてからは朝から夜まで時間に追われる生活。ぼーっとできるのはお風呂の中くらいです。ゆっくりできるはずの休日も、子どもの習い事の送迎や通院、買い出し、家事などで、平日より忙しい日も。そんな中でも週末に夫婦でお酒を飲むことがささやかな楽しみなのですが、この習慣も本当は脳に良くないのかも?と思いつつ、数少ないストレス発散法の一つなので、なかなかやめる気になれません。

物忘れが常態化していても、仕事で覚えなければいけないことは次から次へとあります。最近は何かとアルファベットの略語やカタカナの単語が多く、覚えるのは至難の業。覚えては忘れ、覚えては忘れを繰り返し、なかなか脳に定着してくれません。



とにかく記録に残して、物忘れをカバー

ここまでの域に来ると、当然自分の記憶力なんて全く信用できません。思い出すのにかける時間ももったいないので、とにかくメモを取って記録に残すようにしています。

仕事で聞いたこと、打合せしたことなどは必ずメモを取るのはもちろんのこと、翌日のToDoは忘れないうちに帰りの電車でリストアップしておきます。

一方、家庭の用事は、目につくところに掛けられる壁掛けカレンダーと、外出先でも確認できるよう、家族で書き込みができるスマホのカレンダーアプリの両方に記入。子どもが通う学校や習い事先から予定が知らされたら、すぐ記入していきます。買い物で購入したいものは、思い浮かんだときに即スマホにメモ。家族のイベントごとの料理やプレゼントなどは、メモ代わりに写真をパチリ。その日の出来事は育児日記にも記録。とにかく日々メモ魔と化しています。


脳活の成果?とは単純には喜べないけれど…

生活の中での脳活も意識。青魚をできるだけ摂るようにしたり、子どもの宿題をチェックするときに暗算にトライしたり、運動は脳にもいいと聞いて週1回ですがジョギングも始めました。脳を休めるために、睡眠もなるべく1日7時間程度はとるようにしていて、休日に眠くなったらお昼寝をすることもあります。

先日、薬局で脳年齢を測定してもらえる機会があり、パソコンでテストを受けたところ、意外にも元気度・有効活用度・すばやさはいずれも平均より高く、脳年齢は実年齢より10歳若いという結果が。記憶力は測定項目になかったので、この結果は単純には喜べませんが、頑張って動いてくれているんだと認識。これを励みに、今できる範囲の脳活は続けつつ、これ以上物忘れを悪化させないために将来的にはサプリメントや体操を取り入れるなど、対策を強化していけたらと思っています。


オカモモ(48歳)
夫と小学生2人の4人家族。週末のワインを楽しみに、フルタイムの仕事に励んでいる。44歳頃から更年期症状がぽつぽつ出始める。
<ワタシのセルフケア>大豆製品やサプリを摂る、運動を地道に続ける、アロマでリラックス

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