試行錯誤!私の尿漏れ対策【更年期体験談】

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まほ(51歳)


くしゃみやジャンプをした瞬間、尿漏れしてしまうことが40代からの悩みでした。尿漏れの手っ取り早い対処法として、吸水パッドの存在を知って以来、ずっと使い続けています。ただ、先日人間ドッグで婦人科の先生に相談したところ、「骨盤底筋を鍛えたほうがいいです」と言われ、遅まきながら運動を始めないと…と思っている私の体験談です。



くしゃみ、ジョギング、何をしても漏れてしまう尿

私が尿漏れに悩み始めたのは43歳ごろのこと。くしゃみで腹圧がかかったときに、尿がちょろっと出たのが始まりです。当時の私は疲れた体で仕事や家事、子どもの世話をしており、尿漏れに関しても「経産婦だから仕方ない」と軽く考えていました。とはいえ、一度尿漏れを経験してしまうと、次が不安になります。そこで、その日からおりものシートを尿漏れ用の吸水パッドに変えて、下着に当てるようになりました。

吸水パッドには、少量の5ccから30cc、多いものは100ccくらいまでと、吸水量に違いがあります。自分自身で「今のくしゃみで5cc漏れた!」と分かるはずもないので、どれを選べばいいのか悩むのですが、今のところ、比較的安価に買える10ccくらいの少量用のものを1日1回取り換えています。尿漏れ用の吸水パッドは優秀で、突然生理が始まったときも下着を汚さなくて済むし、においもありません。パッケージに「おしっこ」「尿」と大きく書かれているわけでもなく、40代でも手に取りやすいデザインでありがたいです。



吸水パッドをどう使う?ショーツ選びにも試行錯誤

実は、吸水パッドをつける下着選びにも試行錯誤しました。テープをつけやすい生理用ショーツを使っていましたが、なんとなく蒸れが気になります。そこで、通販で尿失禁用の吸水ショーツというものを買ってみました。これは少量の尿を吸収できるようにショーツ自体に厚みがあり、洗濯して繰り返し使うタイプ。ショーツだけでも尿漏れ対策になります。クロッチ部分にクッション性があるため、生理用ショーツより厚みがあり、テープがしっかり貼りつかないような気がしていたのですが、やっぱり「漏れないことが一番」なので、今は尿失禁用ショーツ+吸水パッドの組み合わせに落ち着きました。

しかし…通販サイトの尿失禁ショーツは、「75歳の母に買いました」「90歳の母が喜んでいます」と、おそらく私よりもっと高齢の方が使っているような気がして、更年期世代向けではないのかな?と思うこともしばしば。

思い切って友人に相談すると、「専門家に相談してみれば?」と言われ、吸水パッドのメーカーが開設している「尿漏れ相談室」に電話して、ずっと抱えていた尿漏れの悩みを相談してみることにしました。

尿漏れが気になる更年期女性


吸水パッドの正しい使い方をメーカーに聞いてみたら…

相談室の方は、「自分で、どのくらいの尿が漏れているのか分からない」という私に、「見た目では分かりにくいので、100円ショップなどで小さなはかりを購入し、使用前の吸水パッドと使用後の吸水パッドで重さを比べてみるといいですよ」と教えてくれました(水分1gあたり約1ccと換算)。なるほど、その視点はなかった!それなら正確に、どれだけ尿漏れしているのか分かります。

また、3cc用の吸水パッドのほうが10cc用より格安なので、コスパ的にはできるだけ少ない吸収量のものを使いたいと相談すると、「家にいるときには3cc用を使って、外出時は不安だから多めの10cc用を使うなど、商品を分けて使っている人もいらっしゃいます」とのことでした。

いつまでも吸水パッドが濡れている気がするのは、吸水量を超えているという証拠。その状態で椅子に座ると、座った瞬間に吸水できなかった水分で、下着や服を濡らしてしまうことも!吸水パッドには消臭効果があるものの、下着や服が汚れてしまったらどうにもならないので、日ごろから自分の尿漏れの量を把握していることは大事だなと思いました。

懸案の下着については、吸水パッドをつけるショーツは普通のショーツでOKとのこと。私が買った尿失禁用ショーツはやはり、高齢者向けの商品だったようです(もったいないので使い続けますが…)。

ただ、どんな下着であってもサイズがゆるいものはNG。尿漏れの瞬間、肌と吸水パッドとの間にスキマがあると水分が漏れ出し、下着が濡れてしまってアウトになってしまいます。ぴったりとしたショーツを身に着けるか、ゆるいショーツなら、スパッツなどを履いて、パッドが肌に当たるように密着させるのがいいとのことでした。

なお衛生的には、1日1回取り換えるのではなく、漏れを感じたらその都度、吸水パッドは取り換えたほうがいいそうです(そりゃそうですよね)。



ダイエットに体操に…。パッド以外の尿漏れ対策もやらなくちゃ!

尿漏れはなかなか人に打ち明けにくい悩みなので、話さない人がほとんどだけれど、案外、吸水パッドを使っている人は多いのだとか。しかも、年齢とともに骨盤底筋が緩む更年期、さらには太っているのも尿漏れの原因の一つと言われてハッとしました。そのため尿漏れ対策にはダイエットも効果があり、骨盤底筋を鍛える体操、ピラティスなどもいいとのこと。

実は先日、人間ドッグで、婦人科の先生から骨盤底筋を鍛える体操のチラシをもらったばかりです。まさに骨盤底筋を鍛え始める時期なのでしょう。

アラフィフになってからどんどん肥満が加速し始め、運動をしなくてはと思っているし、尿漏れもこのまま放置してはいけない…と分かってはいるのです。ただ、面倒くさい…。

去年、短期間通ったジムで、男性トレーナーに「今日はなわとびをメニューに加えてみましょう」と言われて、全力で拒んだのもちょっと情けなかったし、これ以上尿漏れがひどくならないように、骨盤底筋を鍛える体操に取り組みたいと思います。


まほ(51歳) ※2024年5月時点
夫と中学生、大学生の4人家族。40代半ばから冷え性、乾燥肌、疲労感、ホットフラッシュと、さまざまな更年期症状が出始める。51歳でとうとう閉経を迎え、そこから不定愁訴が一気に楽になった。
<ワタシのセルフケア>一人の時間を大切にすること。スケジュールを詰め込まず、常に余裕をつくっておく。信頼できるサプリを見つける。毎日少しずつ甘酒を飲む。



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