バラバラな生理周期に翻弄されっぱなし!私の更年期ライフ【体験談】


オカモモ(49歳)
今まで生理は定期的に来ていて、生理痛も腰に鈍痛が出る程度と、生理に関する悩みは比較的少ないほうでした。それが50歳を前にして周期がバラバラになり、生活にも支障が…。人生で初めて女性ホルモン剤まで飲むことになり、生理に翻弄される日々を送っています。
月の半分以上が生理日!短くなった生理周期
定期的に来ていた生理周期がだんだん短くなってきたのは48歳頃。月に2回来ることが多くなった上、1週間前後だった生理期間はどんどん長くなり、2週間近く続くことも増えました。ようやく生理が終わったと思ったら、10日~2週間程度でまた次が始まるので、月の半分以上が生理日という状態に…。その間ずっとナプキンやおりものシートはつけっぱなし。面倒な上、かゆくなることもあるし、臭いも気になるしで、かなりのストレスでした。
さらに、生理時は体重増加やむくみ、風邪を引きやすくなるなど体調の波が激しくなるのに加え、泊まりがけのお出かけのときに荷物が多くなったり、夏に子どもとプールに入るときにはタンポンを着けないといけなかったりと、生活にも支障が出ています。
3度目のチャレンジで、ようやく受診できた健康診断
一番困ったのは、49歳で受けた健康診断。出血があると尿検査や毎年受けている子宮頚がん検査を当日受けられない上、大腸がん検診に必要な事前の採便もできなくなるので、生理が来そうな日を外して受診日を申し込むのですが、想定以上に生理が早まって2回キャンセルする羽目に…。
勤めている会社からは受診期間(2カ月間)が指定されていて、会社の支払いの都合上、その間に必ず受診するようお達しがあるのですが、その健診機関は女性が受けられる日が週に2日しかないため、仕事の都合も考慮すると、かなり日数が限られます。そのため社内の担当部署に、生理日によっては期日までに受けられない可能性があることを説明に行ったりもして、生理周期がバラバラなことをこれほど恨めしく思ったことはありませんでした。3回目にようやく受けることができたときは、心底ほっとしました。

2週間以上生理が続き、薬で止めることに
健診が無事終わってほっとしたのも束の間、その翌月にはまた新たな事態が発生!
人生でほとんど未経験の不正出血が2回あり、腹痛も出てきたのです。そこでレディースクリニックで子宮体がん検査と女性ホルモン検査を受けることにしました。
その結果、子宮体がんは問題なかったものの、今の私の生理は「なんちゃって生理」だと医師は言うのです。更年期に入って排卵を起こす力がなくなっている一方で、エストロゲンはまだそれなりに出ているので子宮内膜が溜まってきて、それが重くなると上層部分が流れ出てくるという状態。つまり、生理のように内膜を一掃できておらず、今後子宮に異常が出てくる可能性があるので、生理が2週間以上続いたらまた来院するように言われました。
とはいえ、さすがに生理が2週間以上は続くなんてそうそうないだろうと高を括っていたのですが、早速その2カ月後に15日経っても終わらない事態に…。医師に言われた通り再度受診したところ、女性ホルモン剤を飲んで生理を一度止め、排卵と生理をきちんと起こさせて子宮内膜をきれいにしたほうがよいとのこと。
薬は1週間飲み続けることになり、飲み始めて4日後に生理がストップ。そして、服薬が終わって3日後に出血が始まったのものの、たった4日間で終了。その数日後にまた5日間の出血がありました。しかも、薬を飲んだ後は吐き気がした上、便秘だったせいか、ひどい腹痛と下痢でしばし寝込んだり、服薬後の出血が大量で貧血気味になったりと、体への負担も大きいものでした。
果たしてこの服薬後の出血は医師が言っていた本来の「生理」になったのだろうか? そんな疑問を持ちつつも、今は様子を見ています。
閉経後に向け、医師のアドバイスのもと生活習慣を改善中
こうした不順極まりない生理に対して、周期を自分でコントロールできるわけでもなく、対策なんてほとんどないのですが、貧血防止に鉄分サプリメントを飲むことに加え、頻繁に生理用品に触れる肌のかゆみ防止として、少量の出血が続くときに使っていたおりものシートを、コットン製の敏感肌向けのものにしました。使い捨てナプキンの代わりに、月経カップや布ナプキンがあるというのも教えてもらったものの、ハードルが高くてまだ試せていません。また最近パンツ型のナプキンの存在も知ったので、今度出血がひどいときは試してみたいと思っています。
もう一つの対策としては、普段にない異常を感じたら医師の判断を仰ぐこと。医師からは「更年期は女性のライフステージが変わる時期。閉経後は血管や骨など体の中身が変わってくるから、食事は腹6分目に、運動は代謝が良くなる有酸素運動をするといいでしょう」ともアドバイスされ、さすがに腹6分目にはおさめられていませんが、仕事帰りに電車を一駅手前で降りて歩いています。
正直、バラバラな生理周期に困ることは日常で多々あります。でも、これも閉経に向かう通り道なのだと心得て、何かあればクリニックの医師に相談して乗り切るとともに、閉経後を見据えて今から準備していきたいと考えています。

オカモモ(49歳) ※2025年1月時点
夫と小学生2人の4人家族。週末のワインを楽しみに、フルタイムの仕事に励んでいる。44歳頃から更年期症状がぽつぽつ出始める。
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