背中のだるさが日々重くなっています
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ご相談内容
あい様(50歳)
毎日大豆プロテインとヘム鉄サプリ、大豆イソフラボンサプリも飲んでいるのに背中のだるさが日々重くなっています。
以前から喉の詰まり、疲れやすいなど症状は多々あったのですが、今年に入ってから症状がさらにひどくなり、ほんの1時間外出しただけで背中がだるくなり、歩くのもしんどく、人と喋ると口の渇きと喉の詰まりが毎日のようにあります。
食が細くなり、食べないといけないとは思いますが食欲が湧きません。
このままの状態が続くと、仕事を継続していくのが難しい状況になるかと思うと不安です。 体調が悪くても生活のために仕事を休んだり辞めたりできないので、自分の心を余計に追い詰めている気がします。
相談回答
あい様、この度はご相談をお寄せいただきありがとうございます!
セルフケアをいろいろとお試しいただいても、背中のだるさが日々重くなっておられるとのこと、1時間の外出で歩くのもしんどくなられる状況でおられるご様子、大変心配いたしております。
40代以降、女性の体はホルモンバランスが大きくゆらぐ影響を受け、心身にさまざまな不調が現れることが知られており、倦怠感も多くあがるお悩みの一つでもあります。また、口の渇きや喉の詰まり、食欲不振など、複数のお悩みを抱えることも更年期の症状の特長の一つです。
なかでも、日常生活に支障をきたすほどの重い状態は「更年期障害」と呼ばれ、この場合は特に、専門医による適切な診察と治療が必要となります。
また、更年期障害の診断は「除外診断」といって、「他に大きな病気はなさそうだ」と判断できた場合に、更年期障害の可能性が高いと考えます。
(ここで他の病気でないことを確認しておくことも、とても大切です)
あい様はすでにサプリメントのご利用も含め、セルフケアを多々されていますが、おつらい状況に変化・改善が見られず、続いておられるご様子が伺えます。
体調を上向きにして、これからもお仕事を継続していくためにも、このタイミングで一度、専門医を受診されてみられてはいかがでしょうか?
レディースクリニックなどの婦人科は、更年期の心身の不調の強い味方となります。
なかでも「女性外来」や「更年期外来」の看板を掲げているところは、専門医としての知識をもって治療にあたり、患者の話に耳を傾け、つらい症状を緩和するための治療方針を一緒に立ててくれることが期待できます。
更年期は、女性の心身にとって大きなターニングポイントでもあります。
お仕事への影響を不安に思われておられるお気持ちも、どうかお一人で悩まれず、今を少しでも楽に乗り越え、これからの健康を維持していけるよう、先生と一緒に考えていかれることをお勧めします。
婦人科の専門医を探される際のご参考といたしまして、日本女性医学学会認定の「女性ヘルスケア専門医リスト」をご紹介いたします。
下記ページより、お住まいの地域ごとの医療機関を検索いただくことができます。
日本女性医学学会ホームページ
「仕事を休めないという思いが自分の心を余計に追い詰めている気がします」とのこと、あい様が日々、本当に頑張っておられるご様子が伝わってまいります。
心身のつらさを「カラダからのSOS」と受け止めて、少しずつ上向きに転換していくために、おつらいと感じたらこまめに休憩を入れて、深呼吸を繰り返してみてください。
【参考記事】呼吸が浅い人必見!更年期を克服する「吐くだけ」キホンの呼吸とは

また休憩時、温かいノンカフェインのお茶を飲むことも、副交感神経を高めて症状の緩和に役立つかと思います。
どうかご無理なく、ご自愛くださいね!
あい様の不調が1日も早く緩和されることをスタッフ一同、心よりお祈りしております。
気になられたことは、またいつでもご相談ください。
<この記事を監修いただいた先生>

右田 尚子
キッコーマンニュートリケア・ジャパン(株)営業部所属 お客様担当
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