女性ホルモンの形(構造図)を見れば分かる ゲニステインが40~50代の女性に選ばれる理由

女性ホルモンに似た働きをする大豆イソフラボンの中でも、ゲニステインは、特に女性ホルモン様作用が強い成分です。この記事では、その理由を大豆イソフラボンに含まれている他の成分と比較しながらご紹介していきます。

ゲニステインとは?

ゲニステインは、大豆イソフラボンアグリコンの一種です。大豆イソフラボンは、大豆食品に含まれていますが、通常は配糖体といって、糖(グリコン)と結合した状態「大豆イソフラボン配糖体」で存在しています。

大豆イソフラボン配糖体は、味噌や醤油を作るときの発酵過程、もしくは腸内の酵素(β-グルコシダーゼ)によって、糖が切り離されます。

この糖と切り離されたものが、大豆イソフラボンアグリコンです。大豆イソフラボンアグリコンは、ダイゼイン・ゲニステイン・グリシテインの3つがあり、その中でもゲニステインは特に、女性ホルモン様作用が強い成分です。

ゲニステインの構造

ゲニステインの女性ホルモン様作用が強い理由は、その構造が女性ホルモン(エストラジオール)と似ているからです。女性ホルモンは、女性ホルモン受容体と結合することで、体に信号を送ります。

女性ホルモンと構造がよく似ているゲニステインは、受容体が女性ホルモン受容体に結合しやすい物質です。それゆえ、受容体にゲニステインが結合すると、女性ホルモンと同じような働きをします。

更年期症状などに改善が見られた研究結果も

ゲニステインは、更年期症状の改善をサポートしたり、乳がんや骨粗しょう症のリスクを低下させたりすることが明らかになっています。改善が見られた更年期症状には、以下のようなものがあります。

・精神症状(抑うつ、不眠)

・血管運動神経症状(ホットフラッシュ、発汗、冷えなど)

・身体症状(疲労、めまい、頭痛など)

参考文献:Hirose A. et al.  Arch. Gynecol. Obstet. 2016; 293: 609–615.

更年期症状は、加齢に伴い女性ホルモンが大きく揺らぎながら低下していくことや心身の変化も原因と言われています。女性ホルモン分泌低下を抑えることは難しいので、女性ホルモン様作用を持つゲニステインの含有された食品やサプリメントの活用も更年期症状を緩和する一つの方法となるでしょう。

まとめ

女性の健康と元気には、女性ホルモンが大きく関係していると言われています。女性ホルモン様作用が期待できるバランスの良い食事や適度な運動、外的ストレスの軽減など、生活習慣を整えることが大切です。つらい更年期症状にお悩みの方は、医療機関への受診をおすすめします。