体がだるいと感じ始めた50代。無理しない生き方への転換【体験談】 

疲労感・倦怠感

ニコ(58歳)


自分自身の再就職や次男の不登校…。次々と増える問題に体のだるさを感じ始め、真面目すぎる性格ゆえに自分を追い詰めてしまった50代半ば。夫にサポートしてもらい、仕事帰りに一人の時間をつくって、ようやく自分なりのリズムを取り戻すことができました。倦怠感を感じたら積極的に気分転換や休憩を挟み、心身をいたわるようにしている私の体験談をご紹介します。

記事まとめ
●再就職や子どもの不登校が重なり、心身のだるさと負のループに陥った
●家事・子育て・仕事を一人で抱え込む真面目さが、不調の大きな要因に
●夫の協力を得て負担を分散し、少しずつ気持ちに余裕が生まれた
●仕事や一人時間を通じて、家庭から離れリフレッシュする大切さを実感
●「無理しない」を意識し、休息や気分転換で自分を整える習慣へ転換



体のだるさと負のループ。私を襲った予期せぬ変化

体のだるさを感じるようになったのは3、4年前からです。それまで、毎日を自由に生き、多少の体調不良には無頓着だった私。長男の大学受験が終わり、ようやく一息つけると思った矢先に、今度は次男の不登校が始まりました。そこから体が重だるく感じるようになり、帰宅後の家事ができなくなったのです。

仕事から帰っても、料理や掃除の前に一旦休まなければ、次の行動に移せない。今までの人生で、こんなことはありませんでした。思い立ったらすぐ行動できたはずなのに、何かをする前に必ず「よっこいしょ」と自分に掛け声をかけないと動けない。体が重だるいせいで体力がなくなっていくのか、体力がなくなったから重だるいのか…どっちなのか分からないほど、私は疲れ切っていました。

体が思うように動かせないことで、イライラも募ります。やるべきことがどんどん後回しになり、時間もなくなり、最後は「もう、いいや」とあきらめてしまう。そしてものごとを悪い方へ、悪い方へと考えてしまう―。まさに負のループに入っていました。



家事も育児も仕事も「全部自分で」。そんな真面目さが私を追い詰めた

考えてみれば、体のだるさは、不登校よりもずっと前、仕事を始めたときから始まっていたのかもしれません。結婚してから16年間、ずっと専業主婦生活で、家事も子育ても一手に引き受けてきた私。しかし次男が中学受験をしたいと言い出したため、少しでも学費の足しになればと、久しぶりに働きに出る決断をしたんです。

家事も子育ても完璧にこなそうと気を張っているところに、新たに「仕事」というタスクが加わって“てんやわんや”! 毎日5時間程度しか眠れず、慢性的な睡眠不足に悩まされ、気づけば壊れる寸前でした。このままだと家族にまでしわ寄せがいくと感じ、リモートワークで家にいる時間が多い夫に「家事を少し負担してもらえない?」と相談したのです。幸い夫も理解してくれて、私が仕事で大変なときには、代わりに夕飯の準備をお願いできるようになり、気持ちが少し楽になりました。



家族と離れる「外の世界」で気持ちをリフレッシュ。一人の時間を大切に

そんななか、次男の不登校が始まり、悩みも増えました。でも、仕事があるおかげで、悩みから一時的に開放される時間を持てた。それが私にとっては大きな救いでした。

親からもこう言われました。「仕事があってよかったわね。もし仕事をしていなかったら、子どもの悩みで、きっと心が折れてしまっていたわよ」と。母から見れば、私は真面目で一生懸命すぎるところがあるので、子どもの悩みを自分のことのように受け取りすぎて、一緒に倒れてしまっていたのではないか。仕事という「外の世界」があったからこそ、バランスが取れたのだ、と。

確かに、仕事中は家庭のことを忘れられるので、私にとっていいリフレッシュタイムなのです。お客様との会話が弾むと楽しいですし、職場環境にも恵まれているのは大きいです。

それでも、疲れすぎて精神的にも余裕がなくなることは、ままあるもので…。そんなときは、夫に夕食を一任して、仕事終わりに一人で外食して帰ったり、カフェでお茶してから帰ったりするようにしました。「甘いものは食後」という価値観を脇に置いて、「疲れている私、今日もよく頑張った!」と思いながら、カフェに入ってケーキセットを食べ、スマホを見たり、何も考えずにぼーっとしたり、本を読んだり…。気分転換ができると気力が取り戻せ、「明日からまた頑張ろう」という前向きなパワーが湧いてくるのです。



「こうあるべき」を手放し、「無理はしない」という新しいルールづくり

昔は若さでできていたことも、家庭を持ち、仕事を始め、子どものことで悩み、年を重ねていくうちに、気力もなくなり、体もだるくなっていく。これが“老い”というものかと感じるときもあります。そんなときこそ、自分に課していたマイルールを1つずつ手放して、人を頼るべきなのでないかと思います。私の場合は、夫のサポートのおかげで、毎日をうまく回せるようになりました。

今、私が心がけているのは、「考えすぎない時間を持つこと」。今も疲れやすく、体のだるさを感じるときもありますが、気分が滅入りそうになったら、一人の時間をつくって気持ちを落ち着かせます。睡眠は少なくとも6時間はとるように心がけ、お気に入りのゲニステインサプリメントもお守り代わりに常用。睡眠、栄養、軽い運動と気分転換で、心身ともにずいぶん楽になりました。「無理はしない」―。いつもこの言葉を胸に、日々を過ごしています。


ニコ(58歳) ※2026年4月時点
フルタイムの事務職に従事している。夫、大学生の長男、高校生の次男の4人家族。55歳で閉経。人生は一度きり。明るく元気に楽しく過ごすのをモットーに、旅行を自分へのご褒美に頑張っている。
<ワタシのセルフケア> 運動のためになるべく歩く。睡眠時間を長くとる。栄養のバランスを考えて食事をするように心がける。自分に合ったサプリを飲む。



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