私の不調は更年期のせい?3つのポイントでチェック

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更年期かどうかを知る3つの手がかり

 頑張りがきかない、やる気が出ない、イライラする、攻撃的になる、気持ちがふさぐ、食欲がない、関節が痛む、よく眠れない、動悸がする、ほてりやのぼせに襲われる……。更年期には、こうした多岐にわたる心身の不調や症状があらわれやすくなります。
そんなとき気になるのは、これが単なる一過性のものなのか、それとも更年期特有のものなのかということでしょう。いったいいつまでこの状態なの?それがわからないと不安になりますよね。

気になる不調や症状が更年期によるものかどうかを知る手がかりを3つご紹介しましょう。

1.年齢

1つめは、年齢です。更年期とは、思春期などと同様に、女性のライフサイクルの一時期の呼び方で、閉経をはさむ前後10年ほどの期間をいいます。
日本の女性が閉経する平均年齢は50歳といわれていますので、もちろん個人差はありますが、おおむね45~55歳の時期が更年期にあたります。最近では、30代でも更年期症状や更年期障害のような不定愁訴を訴える女性が少なくありませんが、30代の不調は、ストレスなどによる自律神経失調症やPMSであることがほとんどですから、年齢はひとつの手がかりとなります。

2.月経と基礎体温

2つめは、月経と基礎体温の変化です。更年期の不調は、女性ホルモン(エストロゲン)が急激に減少することと分泌量のゆらぎによって起こります。エストロゲンが安定して分泌されているときは、これも個人差がありますが、月経周期は25~38日程度を保ち、基礎体温も排卵を境に上昇します。グラフをつけていくと、排卵を境に、低温相と高温相がきれいに分かれます。
しかし、更年期にさしかかり、ホルモンバランスが乱れてくると、月経周期のリズムも乱れてきます。そして、基礎体温も高温相が短くなっていきます。やがて、排卵が起こらなくなると、基礎体温は低温相だけになり、月経もなくなるのです(閉経)。

最近では、基礎体温の測定結果を自動的に集計してくれる体温計なども販売されていますので、そうした便利なアイテムを利用するのもよいでしょう。
基礎体温は、毎朝、同じ時刻に、目を覚まして横になったままの姿勢で、口の中(舌の下の中央の筋のあるところ)で測定します。動かずに測定できるように、体温計は枕元にいつも置いておくとよいでしょう。

基礎体温を測る女性

3.血中の女性ホルモン濃度

3つめは、血中の女性ホルモン濃度の変化です。女性ホルモンの血中濃度は婦人科での血液検査によって知ることができます。更年期を迎えると、エストロゲンの数値が減少するのに対し、卵胞を刺激するホルモンの数値は上昇します。

ややハードルが高く感じられるかもしれませんが、更年期の症状は多岐にわたっているので、根本の原因をつきとめることができないと、つらい時間も長引いてしまう可能性があります。女性外来や更年期外来の看板を掲げている婦人科なら、更年期への理解も深く、症状緩和のためのさまざまな治療も用意されていますし、相談もしやすいですよ!

女性ホルモンの変化は女性なら誰もが経験する自然なことですが、予備知識がないままだと、なんとなくネガディブなイメージのまま更年期を迎え、そのときになってあわてることになってしまいかねません。
更年期にさしかかったら、まだ症状があらわれないうちに、更年期についての正しい知識を身につけるよう心がけてくださいね。また、気軽に相談できるかかりつけの婦人科医を見つけておきましょう。