更年期の耳鳴り、病院に駆け込んで分かった原因は【体験談】
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まほ(52歳)
50代を過ぎた頃、突然始まった左耳の異変。耳の奥で低音が響くような左耳の耳鳴りと、聞こえづらさを感じて耳鼻科に行きました。受診の結果、難聴の一種と判明。原因はおそらくストレス。処方された薬のまずさに苦しみながら、自分の心と体に向き合うことになった私の体験談をご紹介します。
| 記事まとめ ●夫との言い争いをきっかけに耳鳴りと聞こえづらさが現れ、受診を決意。 ●検査で内リンパ水腫と診断され、数カ月にわたる薬物治療を開始。 ●薬に加え、ストレスを避けてリラックスすることを意識すると症状が改善。 ●現在もストレスが重なると耳鳴りが現れ、体からのSOSサインと受け止めている。 ●更年期は心身ともに負担が増える時期だからこそ、自分をいたわる時間を大切にしている。 |
夫との言い争いの後に耳鳴りが始まった
私が耳鳴りで悩んだのは50代初めのこと。夫との言い合いが続いた後に、なぜか左耳が聞こえにくくなりました。ボーッという低音が、ずっと耳のなかで聞こえるような、耳抜きができない感覚にも似ていました。家族が話しかけてきても、何を言っているか、あまりよく聞き取れないのです。
これはどうしたことだろうと不安に思いつつ、すぐに治るかと数日放置したのですが、それでも良くならないため、近くの耳鼻科へ。そこで聴力の検査をしたところ、やはり左耳は高音域が聞こえにくくなっているという結果が出ました。
「実は数年前も同じ症状で来院されていますよ。癖になっているのかもしれないわね」と言われ、「耳が聞こえにくくなったらすぐに来ないとダメ。治療の開始が遅くなればなるほど、治りにくくなるのよ」と言われてしまいました。そして、その日のうちに紹介状を持たされて、大きな病院に行くことになったのです。
内リンパ水腫と診断、投薬治療が始まる
大病院でも同じように聴力の検査が行われ、結果は近所の耳鼻科と同じでした。2週間あけて聴力検査を再度実施。ついた病名は「内リンパ水腫」。原因は不明。そして投薬での治療となりました。
耳に水が溜まっているのでそれを出さなければならないとのことですが、そのための薬が利尿作用を促進するというもの。ただでさえ頻尿なのに、そんな薬を飲んでしまったら余計トイレが近くなるじゃない!と焦る私。でも、このまま周りの人の会話が聞こえづらいままだと、生活はもとより仕事にも支障が出ます。仕方なく数カ月、漢方薬とともに、イソソルビドという細長いパウチに入ったシロップ状の薬を飲むことになりました。帰宅途中に病院近くの薬局で薬を受け取って帰ろうとしたら、1日3回服用する計算でボンボンと数箱渡され、これがとんでもない重さになり、さらにストレスを感じたことを覚えています。
この薬がまずく、常に後味の悪さが残るのです。先生からは「患者さんによっては苦みがあって飲みづらいと不評なのですが、冷蔵庫に入れて冷やすとやや飲みやすくなるかもしれません」とのアドバイスがありました。

リラックスしたら、症状が改善した
当初は月に1度、大病院に通院していました。もちろんシロップの薬も頑張って飲み続けましたが、なかなか耳鳴りは治りませんでした。しかし根気よく続けていたところ、薬を飲み始めて3カ月ぐらい経ったあたりで耳鳴りが改善し、左耳の聞こえづらさも治り始めたのです。もちろん薬のおかげもあるでしょう。でも私はなんとなく、ストレスを減らすよう心掛けたことで、耳鳴りが改善した気がしています。
というのは、左耳の聞こえづらさが悪化するのは、決まって夫に嫌なことを言われたり、子どもの受験対応などで私自身のストレスが急激に高まったりしたときだからです。そのため、夫が私にいちゃもんを付け始めたらサッと離れ、子どものこともいったん頭から消して、できるだけリラックスするように心がけると、症状が改善する気がしました。だんだん通院も3カ月ごとの様子見になり、とうとう病院の先生からも「もうしばらく来なくて大丈夫ですよ。また悪化したら来てください」と言ってもらえて、ようやく通院が終わりました。
今もストレスで耳鳴り。SOSのサイン?
実はこれを書いている今も時々、左耳に聞こえづらさを感じています。果たしてそれが内リンパ水腫なのか、他の理由なのかは、病院に行っていないため分かりません。耳鼻科の先生の「症状が出たらすぐに来ないと治らないよ」という言葉が頭の奥をめぐるものの、通院したところで、ストレスがなくならないと耳鳴りは治らないと思い込んでしまっていて…。まずはストレスを減らせば改善するだろう、と思ってリラックスするようにしています。実際、ストレスが少なくなると耳の調子も良くなるので、耳鳴りや耳の聞こえづらさは、私にとってストレス度合いのバロメーターになっています。
仕事や家庭、介護と、更年期は、体だけでなく心や環境の変化も重なりやすい時期なのかもしれません。耳が教えてくれるサインを見逃さず、自分のペースでリラックスできる時間をつくっていくことが、私なりの一番の処方箋だと思っています。

まほ(52歳) ※2026年8月時点
夫と高校生、大学生の4人家族。40代半ばから冷え性、乾燥肌、疲労感、ホットフラッシュと、さまざまな更年期症状が出始め、1年前に閉経した。好奇心旺盛で、「健康に良いグッズ」「毎日が楽しくなるコツ」「すごくおいしいレシピ」などの耳より情報を入手したら、とりあえず試すことにしている。
<ワタシのセルフケア> 一人の時間を大切にする。スケジュールを詰め込まず、常に余裕をつくっておく。信頼できるサプリを見つける。早めに寝る。疲れているときは周囲にきちんとアピールする。
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