もう脇汗も怖くない!更年期世代が「本当に頼れるインナー」とは

対策
大人女子が突撃取材!お悩み解決隊


更年期世代が抱えがちなお悩みを、各分野の専門家の先生に取材して解決する『お悩み解決隊』。今回は、に悩む読者代表(ヴィーナス)のヤヨイが、ボディファッションコンサルタントの土井千鶴先生のもとを訪ねました。脇汗対策に良いインナーの形や素材のバリエーションを学んだ上で見えてきた、ヤヨイが選ぶべき最適インナーとは…?


記事まとめ
●更年期は汗や冷え、体型変化に合わせたインナー選びが大切。
●素材や形、吸汗速乾・接触冷感・消臭などの機能を確認し、汗や肌悩みに合うものを。
●汗が多い人は、汗取りパッド付きや替えのインナーが役立つ。
●カップ付きインナーは、バストの支えも確認して使い分けを。
●冷房対策には、吸汗速乾インナーや羽織りものを活用。



汗悩みや冷え、体型変化…。更年期のインナー選びが悩ましい

土井先生(以下、土井) ヤヨイさんのように、40代を超えると、ほてりやのぼせ、急な発汗などの症状に悩まされる方は多いですよね。

また、更年期は女性の体型が大きく変化する時期でもあります。皮膚が柔らかくなり、バストラインも下垂するため、これまで着ていたインナーが合わなくなってきます。そんな更年期に合わせて手持ちのインナーを見直し、できるだけ快適に過ごせるインナーを選びたいものです。

近年は、更年期世代に限らず多くの人々が厳しい暑さで体調を崩し、社会問題にもなっています。そのため、各メーカーは競って機能性に優れたインナーを続々と開発しています。

以前は「夏といえば綿素材」という考え方が一般的でした。しかし綿素材は、肌触りは良いものの速乾性が低く、蒸れやすいという欠点がありました。そこで綿素材に高機能なポリエステル、肌触りが柔らかく着心地の良いレーヨン素材、伸縮性の良いポリウレタンなどをメーカー各社が独自にブレンドし、編地を工夫し、後加工を加えて、蒸れを感じにくい快適なインナー素材を作り上げているのです。汗対策はもちろんのこと、抗菌性・消臭性、冷感接触などの機能が備わるなど、インナーは進化しています。

では早速、ヤヨイさんのような更年期世代の方が、心地良く過ごせるインナー選びのポイントをお伝えしていきましょう。



脇汗悩みを解消するインナーの選び方をチェックする


【更年期からのインナー選びのポイント】

更年期世代は、お肌に優しくリラックスできるインナーがおすすめです。素材、形、機能性に着目してください。

●素材 

更年期には敏感肌になる方が多いので、綿やレーヨン、ポリエステルなど肌に優しい素材を選びましょう。また、ゴムの締め付けが強いと、更年期には特にストレスになるので、伸縮性も大事。機能性とおしゃれさを兼ね備えたインナーも多く発売されています。

さらに注目したいポイントとしては…
・肌への刺激を考え、品質表示やサイズ表記のタグを布に直接プリントしたインナー
・肌への刺激の少ない柔らかいレースを使ったインナー
・縫い目の少ないフリーカット(切りっぱなし)のインナー

このような工夫のあるインナーなら、より心地よく過ごせると思います。

●形

カップ付きインナーやキャミソール、半袖など、いろいろな種類があるので、お好みで選んでOK。ただし、滝汗にお悩み中の方におすすめしたいのは、フレンチスリーブや半袖タイプのインナーなど、脇や背中の汗をしっかり吸収してくれる袖のあるデザインです。

●機能性

暑い季節をさわやかに過ごすために、以下のような機能を兼ね備えたインナーが発売されています。

・接触冷感
・通気性
・吸汗速乾、吸水速乾
・防臭、消臭、抗菌機能
・UVカット機能 
・汗取りパッド付き など

各社のホームページなどでどんな機能を兼ね備えた素材があるか確認し、自分に合ったインナーを見つけていきましょう。

●サイズ

今までジャストサイズのインナーを身に着けて外出することが多かったと思いますが、窮屈さを感じるならサイズを上げてみてはいかがでしょう。特に休日や自宅ではワンサイズ大きめのインナーにし、緩いサイズの洋服でリラックスするとベター。



滝汗の人必見!暑い日を気持ち良く過ごすためのインナー活用術

土井 汗のお悩みは切実ですよね。汗取りパッド付きインナーとは、汗染みが目立たないための脇汗パッドがインナーに縫い付けられている商品のこと。脇部分の厚手の生地が、脇汗をしっかり吸収してくれます。

汗取りパッド付きインナーにはタンクトップタイプもありますが、汗が多い方はフレンチスリーブや半袖タイプのインナーを選ぶと良いですよ。


【滝汗さん向けのインナー活用術】

毎日快適に過ごすためには、汗を吸わせるインナーの使い方やお手入れにも気を使いましょう。汗の量に悩む場合は、プラスαのアイテムを使うことも大事です。

●予備のインナーを持ち歩こう

汗の量が気になる人は、外出する際に替えのインナーを用意しましょう。真夏の外出なら、2枚ほど余分にインナーを持っていくことをおすすめします。トイレなどでインナーを取り換える際、汗を吸ったインナーはビニールの袋に入れ、帰宅後すぐに洗濯してください。

●汗を吸ったインナーはすぐに洗濯し、自然乾燥を

汗を吸ったインナーはそのまま放置せず、他の衣類とは別に、洗濯機で洗います。薄手のインナーはネットに入れて洗濯してください。

乾かす際は、乾燥機を使わずに陰干しや自然乾燥させるのが基本です。インナーには伸縮性を良くするポリウレタンが入っており、1回でも乾燥機を使うとポリウレタンやゴムが固くなってしまうので要注意。

なお、汗をかくシーズンに着る洋服に関しても、定期的(シーズンに数回)に洗濯することをおすすめします。インナーで汗を吸い取っているとはいえ、汗を吸収した状態のままトップスやジャケットを収納すると、汗染みや変色の原因になります。

●追加の汗取りパッドでより強力に汗脇対策を

薄手の汗取りパッド付きインナーを着ても、洋服に汗染みができるほど大量に汗をかく場合は、より厚手のパッド付きインナーを着るか、貼り付けるタイプの汗取りパッドを併用すると良いでしょう。ただ、貼り付けるタイプの汗パッドはズレたり、アウターから見えやすかったりもするので、シャツやジャケットで隠すなどの工夫がいります。

汗拭きシート、タオルを持参してこまめに汗を拭こう

背中や胸の谷間の汗は、意外と目立つものです。そんなときは汗拭きシートやタオルで押さえましょう

●就寝時にもインナーを身に着けて

就寝時は思っている以上に汗をかくので、寝るときもパジャマのなかにインナーを着てください。フレンチスリーブや半袖で、吸汗速乾性の高いインナーがおすすめです。もし中途覚醒したときにインナーの汗が気になったとしても、ひどく濡れていないなら着替えないでください。着替えることで、かえって睡眠の妨げになります。ただし、寝汗を大量にかいた場合は、インナーを着替えて冷えを防ぎましょう。



カップ付きインナー派もチェックしたい、ブラ併用のメリット

土井 更年期世代の女性にとって、カップ付きインナーは確かに楽なので、自宅でリラックスする際にはいいですよね。でも更年期になると、皮膚が柔らかくなってバストも下垂しがちなので、カップ付きインナー着用時に、バストの位置が下がっていないか確認する必要があります。

特に大きめのバストの方に対しては、カップ付きインナーはあまりおすすめできません。その理由は、カップ部分がバストとずれたり、アンダーバストが緩めでバスト全体が下がって見えたりするなどの問題が起こりがちだからです。楽を優先してばかりいると、10年後にはバストがさらに大きく垂れてしまいますから。

カップ付きインナーがバストと合わない場合は、潔く使用をあきらめて、ブラジャーとインナーのダブル使いに切り替えましょう。伸縮性のある快適な素材を使った、ノンワイヤーのブラジャーでしっかりバストを支え、下垂を防ぐのです。40代の頃からバストケアすると、10年後でもきれいなバストを保つことができるので、ぜひ着心地の良いブラジャーを探してみてください。



冷房病から身を守りたい!そんなときのインナー対策

土井 外の暑さと冷房の寒さの寒暖差があるこれからの季節は、インナーに気を使いつつ、ファッションアイテムで冷房対策をしましょう。


●冷房対策に吸汗速乾性のあるインナーを
綿100%のインナーは、汗を吸い取ってもなかなか乾きません。そのまま冷房の効いた部屋にいると、冷えて風邪をひいてしまいます。そんなときは、トップスのなかに吸汗速乾性のあるインナーを選んでみてください。常にお肌をサラサラな状態に保てるので、いつでも心地良く過ごすことができます。

●暑い時期のオフィスに持参したいアイテム3選
室内と室外の気温差が激しい時期には、以下のようなアイテムで体温調節をすると良いですよ。

・羽織りもの
夏は半袖やノースリーブなど、肌を露出した洋服が多いので、カーディガンなどの羽織るものを準備しておきましょう。
・ひざ掛け
スカートの場合、下半身が冷えるので、ひざ掛けなどを使用すると良いでしょう。スカートの下にレギンスなどを履くのもいいですね。
・スカーフ
首周りの血管を温めると、温まった血液が全身を巡っていくので、首元にスカーフを巻くのもおすすめ。



インナーを見直して、この先も健康で快適な生活を

土井 そうなんです。更年期は、女性ホルモンの減少による不調や体型変化など、女性の体が大きく変化するとき。この時期に自分に合ったインナーを見つけられたら、きっと10年後も健康に暮らすことができると思います。更年期を快適に過ごせるインナーは毎年進化していますので、各下着メーカーの最新情報をチェックし、自分に合ったインナーを身に着けて、おしゃれを楽しんでください。


<この記事を監修いただいた先生>

土井 千鶴 先生
ボディファッションコンサルタント
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ヤヨイ

ヤヨイ
47歳。中学生の子どもとの2人暮らし。バツイチのシングルマザー。子どもに手がかからなくなってきたので、仕事でキャリアアップに励んでいる。4年前から肩こりや倦怠感、目の疲れ、汗、イライラがひどくなってきて、肌のシワやシミも気になっている。

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