やる気が出なくて今までできていた家事ができません
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| 【記事まとめ】 ●やる気が出ず家事ができない、発汗や片頭痛が続くなど、更年期症状が長期化し不安を抱えている。 ●ホルモンバランスの乱れにより、意欲低下や複数の不調が同時に現れることがある。 ●生活に支障が出ている場合は、更年期外来など専門医への相談が重要。 ●大豆イソフラボン(ゲニステイン)やプロアントシアニジンを取り入れるセルフケアも選択肢の一つ。 |
ご相談内容
かずちゃん様(58歳)
更年期の症状を感じ始めて約8〜9年くらいになります。
私の主な症状は、やる気が出なくて今までできていた家事ができないことです。
例えば洗濯物を取り入れても畳むのがなかなかできず何日もそのまま放置していたり、台所も洗うものが溜まってきても洗えなくて、掃除機も掛けなくちゃと思っても体が動かないんです。
片付いていないのを見てストレスが溜まったり、自分でもおかしいと感じます。
ほかにも、汗がすごくて夏は出掛けるのが嫌になるくらい大汗で困り、冬になっても暑くて服も薄着なんです。
片頭痛もひどく、注射を打ちに病院に通院していますが、なかなか良くなりません。
自分でコントロールできなくてストレスが溜まるばかりで、とにかく長いのも不安になります。
回答
かずちゃん様
この度はご相談をお寄せいただき、どうもありがとうございます!
更年期の症状を感じ始めてから約8〜9年、主な症状はやる気が出ないこと、汗がすごいこと、片頭痛、と複数感じておられるのですね…。
症状のせいで思うように体が動かず、ご自身の心身がコントロールできないとことにストレスが溜まり、この状況が長引いていることにも不安を感じられている、という大変おつらいご状況がひしひしと伝わってまいります。
40代以降、女性の体はホルモンバランスが大きくゆらぐ影響を受けて心身にさまざまな不調が現れることが知られており、やりたくてもやる気が思うように出せないことは、多くあがるお悩みの一つです。
また汗や頭痛など、複数のお悩みを同時に抱えることも更年期に起こる症状の特長の一つです。
なかでも、日常生活に支障をきたすほどの重い状態は「更年期障害」と呼ばれ、この場合は特に、専門医による適切な診察と治療が必要となります。
かずちゃん様のご様子を伺い、普段の生活に大きな影響が出ていることを心配しております。
「とにかく長いので」と不安に感じられている期間についても、個人差が大きいことが更年期障害の特徴の一つですので、まずは更年期に詳しい専門医に相談してみられてはいかがでしょうか?
どうかお一人で悩まれず、今を少しでも穏やかに乗り越え、これからの健康を維持していけるよう対処法を探ってまいりましょう!
レディースクリニックなどの婦人科は、更年期の心身の不調の強い味方となります。
なかでも「女性外来」や「更年期外来」の看板を掲げているところは、専門医としての知識をもって治療にあたり、患者の話に耳を傾け、つらい症状を緩和するための治療方針を一緒に立ててくれることが期待できます。
【参考】更年期の婦人科の選び方、かかり方
婦人科の専門医を探される際のご参考といたしまして、日本女性医学学会認定の「女性ヘルスケア専門医リスト」をご紹介いたします。
下記ページより、お住まいの地域ごとの医療機関を検索いただくことができます。
【日本女性医学学会ホームページ】
※近隣の専門医・専門資格者を探そう、の中からお住いの地域で検索ください
あわせて、セルフケアの一環として、更年期症状を緩和する効果のある成分について、以下にご紹介いたしますね。
★大豆イソフラボン・ゲニステインを補う
更年期特有の悩みは、女性ホルモン(エストロゲン)と似た作用をする大豆イソフラボンを摂ることで、症状(関節の違和感、気分の落ち込み、倦怠感など)を緩和することが期待できます。
大豆イソフラボンは豆腐、納豆、豆乳などの大豆製品から摂ることができます。
一日の摂取目安量の上限は、70~75mgといわれていますので、食品でいうと、
・豆腐1/3丁(100g)で約20mg
・納豆1パック(50g)で約37mg
・豆乳コップ1杯(200ml)で約50mg
の大豆イソフラボンが含まれています。
日々、コツコツと摂ることがおすすめです!
また、お悩みが強い際には、イソフラボンの高吸収型であるゲニステインを補うこともおすすめです。ゲニステインの形で含まれる食品には醤油や味噌があり、大豆を発酵する過程でイソフラボンが配糖体(糖が結合したもの)からゲニステインという高吸収型になります。塩分などの問題から、調味料で必要なゲニステイン量を摂ることは難しいため、サプリメントで補うことがおすすめです。
★ブドウ種子由来プロアントシアニジンを補う
「ポリフェノールの王様」とも呼ばれるブドウ種子ポリフェノール(プロアントシアニジン)は、一般的に抗酸化ビタミンと呼ばれているビタミンCやビタミンEを上回る強い抗酸化力で、更年期症状(不眠、不安、疲労、ホットフラッシュなど)の緩和や、むくみやお肌の老化(シミ・しわ・たるみなど)予防にも効果があるといわれます。
プロアントシアニジンは「ブドウの皮や種の部分」に多く含まれているので、ブドウを丸ごと食べたり、サプリメントを活用して手軽に補うこともおすすめです。
上記2種の成分はいずれも、日本産婦人科学会の「診療ガイドライン」の補完代替医療となる成分に掲載されておりますので、安心してお試しいただけるかと思います。
かずちゃん様の心身にあらわれている不調を「体からのSOS」と捉えて、大きな変化の波にさらされているお体を労わることを第一優先に、どうかご自愛いただけるとうれしいです。
更年期症状には必ず終わりがありますので、今の心身に寄り添い、無理のないペースでお過ごしいただければと思っています。
私どもも引き続き、微力ながらサポートさせていただけたらうれしく思います。
気になったことはいつでもご連絡ください。
かずちゃん様が穏やかで健やかな日々を送れるよう、スタッフ一同応援しております!
<この記事を監修いただいた先生>

右田 尚子
キッコーマンニュートリケア・ジャパン(株)営業部所属 お客様担当
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