更年期の腹痛が教えてくれた“内臓のSOS”【体験談】
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オカモモ(51歳) ※2026年8月時点
「寝る前にお酢を飲むと疲れがとれるよ」と知人から聞き、お酢を飲んでから寝るようになった40代半ば。その数カ月後から腹痛が起こるようになり、逆流性食道炎と診断されました。以来、度々腹痛が起きるようになり、薬を飲み続けることに…。同時にお腹を労わる生活をすることになった私の体験をご紹介します。
| 記事まとめ ●40代半ばに腹痛やのぼせを発症し、検査で軽い逆流性食道炎と診断。 ●薬で症状を抑えながら、腹痛と長く付き合うことに。 ●食事内容や飲み物、姿勢、お腹を冷やさない工夫など生活習慣を見直した。 ●症状は徐々に落ち着き、現在は漢方薬とセルフケアでコントロール。 ●腹痛をきっかけに、体の声を聞きながら無理をしない大切さを実感している。 |
休日の朝に襲いかかる腹痛と体調の異変
急な腹痛が起こったのは、40代半ばのある休日の朝。この日は朝から体調が優れず、腹痛だけでなく、のぼせや発汗、頭痛、倦怠感などの症状が一気に出て、1日寝込みました。腹痛は翌日以降も続いたため、のぼせや発汗の症状から更年期症状を疑い、レディースクリニックを受診。血液検査の結果、更年期に差しかかっているとの診断だったものの、「腹痛は他の病院で調べてもらった方がいいですよ。何でもかんでも更年期症状のせいにしたらダメ」と言われ、他のクリニックを紹介されました。
紹介されたクリニックを受診すると、念のため胃カメラで検査することに。その結果、「胃は特に所見はないんですが、胃の入り口が白っぽくなっているので、恐らく軽い逆流性食道炎でしょう」と診断されました。逆流性食道炎は胃液や消化途中の食べ物が逆流して食道に炎症が起こる病気で、空腹時のお酢摂取がそのきっかけになった可能性はある、とのことでした。
逆流性食道炎と薬との付き合いが始まる
腹痛は多い時は週何回も起こることがありました。胃酸が上がってきたり、胃のあたりがしくしく痛んだりする症状がほとんどでしたが、ひどいときには痙攣のような激痛が起きることも。痛くなるタイミングは特に決まっていませんが、夕食後に起きることが多かった気がします。一旦腹痛が起こると動けなくなり、すべての作業がストップ。横になっておさまるのを待つしかありません。
薬は日常的に飲んで胃の調子を整えるものと、腹痛が起きたときに飲むものが処方され、激痛が起きたときもその薬を飲めばしばらくすると効いてきます。ただ、寝ている間も痛むときがあり、寝ながら「なんで寝る前にお酢なんて飲んでしまったんだろう」と、悔やんだこともしばしば。
幸い、薬を日常的に飲むようになって数年経つと、だんだんと腹痛の頻度が減り、月に何回か起きる程度に。頻度が減ってからは薬を作用が穏やかな漢方薬に変えてもらい、5年以上経った今では、発症頻度も2カ月に1~2回程度に減りました。逆流性食道炎を放っておくとがんのリスクが高まるそうで、その意味でも症状が落ち着いてほっとしました。

食生活の見直しとお腹の養生習慣
腹痛が起きるようになって、口にするものも気にするようになりました。逆流性食道炎で避けたほうがよい食べ物を調べると、脂っこいものや刺激物、酸味が強いもの、チョコレートや高脂肪の甘いもの、カフェイン、アルコール、炭酸飲料だとか。じゃあ私はいったい何を食べればよいのだろう…と途方に暮れながらも、揚げ物やチョコレートはできるだけ控え、コーヒーは1日に1~2杯程度に減らしました。酸味の強いものは空腹時ではなく食事の途中か後に食べるようにし、お寿司も量をあまり食べないようにしています。
さらに、冷たい飲み物が続くと腹痛が起きたり胃の調子が悪くなったりするので、夏でもなるべく常温か温かいものを摂るように。お腹を冷やさないよう夏でも腹巻きをし、寒い季節はレンチン湯たんぽも愛用しています。
腹痛が多かった時期には、胃酸が上がりにくいよう姿勢にも配慮。頭が下がらないよう枕を高めにして寝て、歯医者でリクライニングシートに寝転ぶ際も頭をあまり下げないようお願いしていました。
更年期の腹痛が教えてくれた体の声
逆流性食道炎が持病になって以来、食べたいものや好きなものが食べられなくなった悲しさは正直あります。ただ、加齢で食道の筋肉が衰えたことも原因の一つ。腹痛は内臓からのSOSで、若い頃とは食生活を変えなければいけないというサインなのかもしれない。そう思うようになりました。そして、健康にいいといわれるものも、それが体質に合うかどうかは個人差があることも学びました。
2年前に再び胃カメラ検査をしたところ、良性ではありましたがポリープが見つかりました。医師からは「毎日使っているとできる、鉛筆ダコのようなもんだよ」と言われましたが、これからは2年に1回は胃カメラ検査を受け、経過を見ていこうと考えています。
内臓は生きている限り使い続けるもの。調子よく働き続けてくれるよう、日々労わっていきたいと思います。

オカモモ(51歳) ※2026年8月時点
夫と小学生2人の4人家族。週末のワインを楽しみに、フルタイムの仕事に励んでいる。44歳頃から更年期症状がぽつぽつ出始める。めまい対策として漢方薬を飲用中。最近は関節の痛みを発症している。生理の間隔も空き始め、閉経間近と感じている。
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